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辞め方の美学と政治学 2002年3月30日

「粋」な辞め方をしてほしかった

世間の意見はさまざまですし、彼女の辞職までの経緯が日ごろの言動と、加えて鈴木議員への厳しい一言にあいまっていたことは、わたしも感ずるところです。がしかし、もしもわたしが同じ立場だったらと考えると、「潔ぎよく早々に辞職すべき!」と言い放つことはなかなか難しいような気がします。このテーマで人間の弱さを論ずるべきではないのかもしれませんが、この騒動に大多数の人が持ち合わせている人間の弱さと汚さを見たような気がしました。確かに、政治倫理に照らし合わせるならば、今回の件はけっして状況がどうであれ、周りがどうであれ許されるべきことではありません。

今回の辞任劇にはまたも「氷山の一角」が崩れ落ちただけという感が否めません。それにもまして、もっと早くに辞任すべきであったという論点については、歯切れの悪い言葉しか出てきませんが、「他にもいる!」「他に辞めていただいたほうが良い方も」という発言のほうが、辞める時期の問題よりも潔さを感じられなかったという気持ちがしています。他にも不正を働いている人がいること、きっとそうなのでしょう。今回の件を含め、すべての不祥事はそれぞれの問題の氷山の一角であったと思います。ただ、立つ鳥が後を濁そうとしたこと。そのことのほうに「潔くなかった」と感じました。日本古来の「粋」という素敵な言葉を借りるなら、もっと彼女らしく「粋」な辞め方をしてほしかったと思います。(匿名)

再出発は可能

辻本さんの辞職は当然です。議員なりたてできっと詳しい方の指導のもと、政策秘書の名義貸し案にのってしまわれたのでしょう。誰が根回しをしたのか、やはりはっきり答えるべきです。国民の税金なのですから。この意識が国会議員にあるのでしょうか?

ある大学教授がTVで「1億円を給与としてこれでなにもかもおやりなさい。そのかわり議員数を半分に減らし……」などとお話しておりましたが、「1億円」という金額はどこからきたのでしょうか?

政治にお金がかかるというならば、何にこれだけかかる!

という予算をだしていただかないと納得いきません。随分簡単におっしゃると冷ややかに国民は見ていると思います。辻本さんはこれからの喚問ではっきり答弁され、罪は認め、再出発をされることをみんなが応援していると思います。デパートでバイトをしながら大学受験費用を捻出し、みごと合格!

「ピースボート」においてのご活躍。大学生をもつ親として感銘を受けました。それだけのことをやってこれたのですから、再出発も可能です。ハングリー精神で1から出直していただきたいものです。(40代主婦)

「男社会からの復讐」

眞紀子さんの件といい、辻本さんの件といい、政界という所は退場しさえすれば解決というストーリー立てのようです。どうにかならないのでしょうか。辞めれば、辞めさせれば清潔という図式は間違っている。それを証明したくて彼女は粘ったのではないでしょうか。

ところで、二言目には「男社会」だから駄目なの!

という仲間の議員さんのセリフにはちょっと反感を感じていましたが、今回の件に関しては「男社会」に復讐されたのではと感じてしまいます。あの、歯切れの良い答弁をする「女」。理屈はどうあれ、生意気だと感じていた「男」は多かったはず。あの雑誌が職員給与の調査を始めたのも、そんな感情が働いていたのではないでしょうか。「かわいくないからそろそろ、生簀から出して首絞めてやろうか……」。

そう考えると、土井党首。若いころにはやっぱり、さぞ「かわいくない」女だったでしょうに。それを殺されず、上手に生き延びてきたのですね。単にラッキーだったんでしょうか?(匿名)

立派な謝罪

わたしは、あれだけ立派に謝罪したことがすばらしいと思いました。他の議員は、「覚えてない」だとか「忘れた」で通す人がほとんどだったから、あれだけ正々堂々と公共の場で真実を伝えたことに重みというか信頼を感じました。過去にこのように立派に謝罪した議員はいなかった気がします。それに、まだまだ同じことをしている議員はたくさんいると思います。(NORIPIE)

辻元さんが気の毒

感情的に話しますと、わたしは、辻本さんがとてもかわいそうでした。自民党なら、あの加藤氏や鈴木氏でも辞職せずに守ってもらえたものが、社民党は助けようとしなかった。責任をすべて、辻本さん一人に負わせた感が否めません。

もちろん、潔く辞職するほうが、辻本さんらしかったと思いますが、テレビに出演しつづけていた彼女の姿は、冷静な判断ができているようにはとても見えませんでした。そういう時に守ってやるのが組織じゃないのかと……。あれでは、まるで一匹狼じゃありませんか。

それから、マスコミにも腹が立ちます。あれだけちやほやしておきながら、手負いの獅子になった途端、手のひら返して鬼の首でもとったかのように、辻本さんバッシングするのですね。それより、社民党の体制を報道すべきじゃありませんか? 確かに、辻本さんのやったことは詐欺罪になるのかも知れません。それは検察にお任せするとして、マスコミの断罪すべき内容は、他に無いのでしょうか?

独占インタビューができるからと、辻本さんを踊らせつづけたテレビなどは、無関係なのでしょうか? 納得できないことが多すぎます。(nanalam)

辻元さんも旨みを知っていたのか?

政治家が政治家を追求することがこれほど難しいことなのかと改めて感じました。鈴木議員を「うそつき!」と叫んだのが命とりになったような気がします。清廉潔白な政治家なんて元々日本にはいないのだから。辻元さんのように目立つと、こういう結果になるのなら目立たないほうが得だと思うようになるのでは?

ところがメディアを利用すれば当選できる確率は高くなりますから、そのあたりでどちらが自分にとって得なのか、迷うところだろう。

辻元さんも「議員を辞職する」ということがいかに難しいか、今回自分の身に降りかかってはじめてわかったのではないかと思います。他人には簡単に辞職を言えるけど、自分になるとその決断ができなくてオロオロしてしまう。メディアに助けを求めてみたりする。「議員の辞職」とは議員にとってはどういうことなのか、改めて思い知らされます。そんなに貧乏で事務所の経営がしんどいなら、辞職なんて簡単なことと思うのですが、庶民派をうたっていた辻元さんでさえ、議員の旨みを知ったのか?

その旨みとは……私たちには計り知れないところです。

辞めるべきでなかった

私は、辻元は辞めるべきではなかったと思います。もっと意地汚く議員をやって、党を辞めても議員をやって、議員という立場からやることをやってほしかった。もっともっと貪欲に厚顔にしがみついて、辻元らしくないと思われてもいいから、開き直ってがんばってほしかった。

辻元に辞めてほしいと考えている人(藤田さんを含めて)は、まだ辻元への幻想を持って清潔なイメージを持っているからだと思います。政治家はもっと泥にまみれて汚い中で自分の信念すら放り投げて落ちるところまで落ちなければ、日本の政治は良くならないのではないでしょうか。水清ければ魚棲まず、です(ちょっとちがうかもしれません)。(匿名)

彼女は正直だった

わたしはあれで良かったと思う。彼女は正直だった。彼女の迷走ぶりを批判する識者は多数いたが、わたしは人間として正直であったと思う。国会議員としての基本的な認識においては

舌鋒鋭いわりにはいささかお粗末な気もするが、迷いに迷い、悔しさに満ちあふれ憤懣やるかたない気持ちをカモフラージュせずストレートに表現した正直さをわたしは評価する。何を考えているのかわからない議員が多い中で、彼女の行動はわかりやすかった。自分を見つめ直し、いろいろなことを余裕をもって勉強し一回り大きくなってまた戻ってきてほしいと思う。(匿名)

予感的中……

鈴木宗雄の証人喚問での辻元議員の発言をテレビで見ていて、たまたま、「いつか彼女はやられるな」と思いました。それまではそんなに思いませんでしたが、追及が度を越し、政治家というよりはとても個人的な感情あるいはパフォーマンスの色を濃くし、自信が過信となっている気がしました。とても貧弱なたとえですが、女性の権利を訴えるわりに、すべて背負う覚悟の無い女性とオーバーラップしました。

権利を訴えるだけで覚悟の無い女性たちも、辻元議員も、社会的関心に有頂天になり焦点がズレてしまう、その姿はとても軽薄なものになり、周囲の圧力がかかればいとも簡単に倒れてしまう。女性特有とされる姿に留まってしまった気がしました。

父親の姿を見て育ったあの2世の田中眞紀子でさえ、やられてしまったのです。いかに結果をつかむかという、もっと大きな視野をもって知恵を絞るべきだったのかもしれません。毒舌も、計算づくであってこそ。

確かに、彼女の辞職はブサイクなものでした。そして、彼女が冷静さを欠き、取り乱した事実は、想像をはるかに超えていました。でも、本当に彼女は「庶民」だったのだなぁというのが後に残る感想です。(匿名)

マスコミはそんなに偉いのか!?

「もっと、早く辞めるべきだ」という声が多いようですが、1週間という時間は遅いのでしょうか。わたしは、マスコミって一体なにものなのだろうかと思ってテレビなどを見ていましたが、あの1週間で思ったことは、「そんなにマスコミは偉いのか!?」ということです。これは、辻本氏にも言えることだと思いますが「正義」を振りかざす時、それは自分にも襲い掛かってくるのだという認識が不足しているのではないでしょうか。

マスコミ(記者会見で質問している人たち等)は、相手に考えさせるということをしないのでしょうかね。「待つ」とかできないのでしょうか。すぐ答えを求めるような気がします。それは、鈴木氏に対しても加藤氏に対しても同じことが言えるような気がします。鈴木氏の記者会見の時、あれほど強い口調で質問してましたっけ?

辻本氏もあそこで泣いとけばよかったのかしら?

なんて勘ぐってしまいました(個人的には、涙をこぼさなかった彼女に対して好感を持ちましたが)。(匿名)

国会一掃作戦!

辞職は、辻元さんらしいと思う。ただ、初めの言い訳、うそはいけなかった。彼女でさえ、嘘をついてしまったのかとがっかり。政策秘書の名義借りについては、資金不足、知識不足でやってしまったのかと同情することもあったが、いけないことは認めるべきだった。嘘でかわしてはいけないことを彼女が一番知っているはずなのに。社民党は辻元さんを守ってくれなかった。それでも、社民党を辞めないというのはどうして?

最近の週刊誌に続々と彼女のスキャンダルが出てきている。すべて真実かどうかはわからないが、どうも、イメージと違ってきた。いずれにせよ、彼女ひとりの辞職に終わらせないことが今一番大切だと思う。ひっそりとにんまりしている鈴木宗男の顔が許せない。あとに続いて辞職すべき議員さんたち、まだまだいるでしょう!(匿名)

結局同じ穴のムジナ

わたしはもっと早く潔く辞めるべきだったと思います。彼女の国会での質問や発言は、おもしろい。しかし、所詮は政治の素人とも感じます。受けを狙っただけで、彼女自身の政策はあるのか?

国会で野次を飛ばす議員と何の変わりもないと思います。秘書の給料を流用しておいて、「新人で何がなんだかわからなかった」などという非常識さ。情けない。議員でなくても世間一般常識で是非がわかるはず。潔癖さを売り物にしていたようですが、結局は彼女が批判していた議員と同じ穴のムジナだと思いました。(ヤギエツコ)

マスコミのあり方に疑問

藤田さんの意見はもっともだと思いますが、私はマスコミのあり方に疑問があります。今回の宗男さん、加藤さんについては事の内容からいって弾劾されても仕方がないと思います。ただ、なんでも徹底的に叩く。一旦事件がおきると、その事柄の是非を問うのではなく、その人が立ちあがれないほど叩くというのは、この国のマスコミの病癖ではないでしょうか。情報開示が大事とはいうものの、その人の人格、生い立ち、生活洗いざらいを引っ張りだすというのはどんなものなのでしょうか。宗男さんは嫌いですが、マスコミのやり方には嫌悪感を感じます。(匿名)



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