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国民皆保険を延命させるリスク 2001年12月1日

医療を求めていない場合もあるのに

赤ちゃんは弱いから何が起こるか分からない……だから若いお母さんは、みんなちょっとの風邪と思っても病院に連れて行きます。本当だったら、おうちで静かに寝かせておいたほうが身体にいいのにと分かっていても。だって、プロでなければ、この状態が本当に風邪なのか、それとも何か重篤な事態のサインなのか、判断できないと思っているからです。それで、連れて行けば必ず薬が処方されます。単なる風邪であっても、です。ということは、赤ちゃんに薬を与えるか与えないかは、医師ではなく、病院に連れていった時点で、お母さんが判断しているということ。でも、本当はみんな知っています。単なる風邪で抗生物質だの、いろいろ混ざった風邪薬だの与えないほうがいい、寒い中、ウイルスの巣窟である小児科に連れ出さずに安静にしていたほうが良いことを。

でも、「もしものことがあったらどうしよう」というとき、他に相談するところが無いのです。それで不要だと、むしろ害があるとわかっている医療を受けに行ってしまうのです。高齢者にしても事情は同じでしょう。腰が痛い、足が辛い、その多くが運動不足や生活態度に起因するもので、必ずしも医学的な治療によって緩和させることだけが、良いとは限らない……けれどやっぱり、不要とわかっていても病院しか行くところが無いのです。

聾者の方に聞いたことがあります。病気で聴力を失い、もう、治癒しないとわかった時、突然、医師に「もう、病院には来なくていいです」と言われたそうです。そこから先のアドバイスは一切無し。彼女は途方にくれたと言います。病院は医療機関であり、生活支援の場ではないからです。

病院以外で、もっと、「健康に良い」方法で、相談にのってくれるところがないのでしょうか。よくある区役所の「健康相談」などというのんびりしたものではなく、もっとプラクティカルな形で、医療と生活との隙間を埋めてくれるシステムができないでしょうか。この隙間のコストは膨大です。高齢者が一回大腿骨を骨折したら、400万円以上の医療費がかかるそうです。医療費無料の方の場合、これはすべて、保険の財政から賄われなければなりません。この骨折を生活指導によって防ぐ事ができたら、三方一両得(病院側も慢性疾患の高齢者の入院は儲からないので歓迎しないでしょうから)。

そんな場があれば、熱を出した赤ちゃんのお母さんは電話相談ですませられます。本当に病院に行く必要があるかどうか、重篤な病気である可能性はあるかどうか、顔色の見方、呼吸音など、看護婦が指導してお母さんに見てもらって、場合によっては医師が病院に連れてくるべきかどうか、判断してもらい、どうしても診察が必要な時のみ、連れていけます。それも大学病院がいいのか、近所の耳鼻科がいいのか、アドバイスしてもらえるし、受け入れ体制も整えることができます。高齢者の場合は健康サークルのようなものでもいいのかも。毎日通えるし、孤独を癒してくれるでしょう。それらのシステムが保険によって賄われたとしても、医療機関自体を利用するより、費用負担は少ないはずです。本当に必要な人の利用だけだったら、医療保険制度は存続できるのではないでしょうか。(デザイナー)

日本は個人負担が少なすぎ

日本の医療保険制度について以前からずっと感じていることがあります。個人の負担が少なすぎるということです。小泉総理の改革には大賛成です。自分自身の体についてもっと関心を持ち、もっと責任を持つべきです。病気を治療するために沢山のお金がかかる事を知り、自分自身の責任において、予防のために意識とお金を使うべきではないでしょうか。 かつてアメリカで生活をしていた時、医療費の高いことに驚きました。日本はなんと幸せな国でしょうと思うと同時に、何かおかしいと感じています。

たとえば、子どもに必要な予防接種についての誤った情報が蔓延していて、接種を怖がる母親たちがいること。予防接種を受けないことの怖さを知らないことのなんと恐ろしいことかと思います。現に、日本では毎年10万人が「はしか」に罹患しています。おたふくかぜで年1−5人が死亡しています。先進国の中で一番遅れているそうです。あるお医者さまは、ネグレクトではないかとさえ思うと言われていました。アメリカ大統領は年頭の辞で間接医療費の増加(予防接種など)を呼びかけるそうです。それが子どもの命とアメリカ経済を守ることになるからです。

日本でも一人ひとりがもっと真剣に自分や家族の健康について考える時がきているのではないでしょうか。私は2年前に乳がんの手術を受け、現在も治療を続けています。自己管理が足りなかったことを反省しつつ自分の責任で予防をすることの必要性を感じております。 医療費は世界の常識くらいは、払うべきです。それがいやな人は病気にならないように自己管理を徹底して、予防のためにお金を使うべきと考えます。(madamkazoom)



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