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2005/4/4(月) - 2005/4/8(金)
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5日め

テーマ病院やドクターの情報を集めて病院を選んでいますか?

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凡例
キャスター
藤田正美
藤田正美 元『ニューズウィーク日本版』編集長

皆さんの発言を読んでいると、やはり病院探しというのは切実なのだということを改めて思い知らされます。それとのえるさんが書いておられるように、では何を頼りに病院や医師を探すのかとなると、素人に扱える情報は……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

大学病院と臨床の関係(のえる)

現場の人間としてべんじゃみんさんに一言。ネット等で主体的に選択をする姿勢は良いと思いますが、病院や医師の評価のあり方が問われている現在、素人がそれらの選択を行なう時に陥り易い危険な落とし穴だと思います。“臨床力”と“大学病院の上から何番目”とは必ずしも比例する訳ではないことを、素人の方に知って頂きたい。勿論大学病院にも素晴らしい医師がたくさんいますしそのような医師と巡り合えれば幸運ですが、基本的に大学病院は医学研究を行なう機関であり(勿論大学にもよりますが)難治疾患や専門性の強い臨床治療は長けていますが、他の点では、大学病院であるから、という理由で特に優れているとは思えません。また“上から何番目”というのは基本的には研究論文が主体であり、外科系であれば手術(たぶんこのことを“実績”とおっしゃられているのだと思いますが)を何件したから上に上がれる”というものでもなく、必ずしも臨床力が正当に反映されている評価ではないのです(ちなみに学会発表というのは評価の対象にはあまり関係ありません)。医療側の人間にとってはその病院や医師の臨床力は比較的正確に判断することができますが、残念なことに素人にはそれらを判断する情報が充分ではなく、与えられた“物差し”(例えば“どこの大学病院の上から何番目”)に頼るしかないために、実際の現場とは若干の温度差があることをべんじゃみんさんのコメントを見て痛感いたしました。近年では医局体制の解体や研究・論文主体の評価を反省して臨床力のある大学病院を目指す流れが出てきつつありますが、しかしあまりにも大学病院信仰神話が強く、警鐘を鳴らしたいと思います。

引越しして、かかりつけを決めかねています(rumik・愛知・パートナー有・35歳)

引っ越したので、どこの病院が良いのか分からずに病院を渡り歩いています。専門医なのか? 投薬は処方箋なのか? などかかってみなければ分からない情報をどのように調べるとよいのか模索中です。インターネットで評判が良かった病院も私には合わなかったりと、かかりつけの医者を決めかねています。病院や医者の情報の集め方を知りたいです。

患者の意識と、専門家との「協働」(LUKE・横浜市・パートナー無・41歳)

私は医療従事者ではありませんが、もうかれこれ20年近く医薬系学術論文の抄録を作成する仕事をしてきました。ですのでその情報を収集する顧客層もだいたい分かります。その中で痛感していることは、いくら最新情報を集めたとしても、それが真に医療の質の向上につながるものでなければ、全く意味をなさないということです。近年バイオ関連ビジネスが注目され、資金調達のできる大企業がその主導権を握り、市場が動いてしまっています。病院経営でさえ市場の論理に振り回され、医療の原点を見失い、広告会社が運営する医療のことなどほとんど知らない広告料目当ての怪しいサイトに自院を誇大に広告してしまう、という悲しい現象も目の当たりにしてきました。最近、第三者機関による病院情報のホームページの評価という事業も始まると聞きました。そのチェック項目の半数ほどが消費者(患者)の立場で有用な情報であるように、という内容であったことは注目に値すると考えます。新薬開発競争、医療技術の開発研究が研究者の知名度や大学や学会内での地位向上のため、などという患者不在の愚かな風潮にはもううんざりです。「医は仁術」と昔からいわれてきました。目の前に訪れる患者を研究対象と見るのではなく、一人の苦しんでいる人間として、医療従事者の個々の人格を総動員して、人と人の「出会い」として、取り組んでいただきたいと思います。また、それと同時に「医療」というサービスを利用する私たち消費者(患者)も、他の人の「噂」程度の情報で自分のいのちを預けないで欲しい、自分のいのちは自分で守るという意識をきちんと持っていけば、おのずと情報の真偽は明らかになっていくのではないでしょうか。ある難病の患者会では、専門医を講師に招いて自分たちの病気を理解するための学習会を催しているそうです。患者自らが動く時、そして専門家との「協働」により、医療の質は確実に向上していくと思います。

「ホームドクター」を考える(PDX・東京・パートナー有・42歳)

できれば、選びたいと思っています。が、日本ではまだ、ホームドクターという制度が少なく、医師は病気を治すのが基本ですので、いくらいい情報があっても治療における信頼性は低いと思います。おかげさまで大きな病気をしたことがないのでよくわかりませんが、たとえどんな情報を集めたところで、初めていく病院で、一時の病状を説明しても、それは今までの同じような病気の凡例に基づいて判断されても仕方なく、瞬時にその患者さんにあった診断ができるのかと不安に思います。さらに、患者さんとの相性もあるでしょうし……。そして現実的に、どんなにいいお医者様がいても、病気になり、緊急を要する時に、わざわざ特別なお医者様に行くことは考えにくいです。本来なら日ごろから患者さんの生活習慣だとか、健康状態を常に診ているお医者様がどんな情報よりも詳しく患者さんの病状や変化がわかるはずです。ただ、かかりつけのお医者さんなどとは言いますが、結局患者さんも何かの症状が出なければ医者には行かないので、なかなかホームドクターという制度が根付かないのだとは思いますが。現状では近所にかかりつけのお医者様を持ち、日頃からそのお医者様から情報を頂き、いざという時はご紹介していただくなどの判断を仰ぐのが一番良い方法なのではないかと思います。ただし、それには、お医者様同士のネットワークがしっかりし、全ての医療機関に携わる方々ができるだけ多くの患者さんを助けるという意識を高めてくださらないと難しいですし、そもそも、近所に信頼できるお医者様がいなければ仕方がないのですが……。

地域情報は大切(友っち・東京・パートナー有・31歳)

いろいろなところを移り住んでいるので、地域の情報って大事ですね。いろいろな掲示板で聞いたり、会社の産業医やかかりつけ医からお勧めを聞いたり。ただ、病気ごとに病院が違うので、診察券が増えてしまい困っているのですが……。

NO

評価があてにならない(もりぴぃ・埼玉・パートナー有・33歳)

最終的には自分の目で判断するしかないような気します。私の場合は、まず一番初めに知人の口コミを聞きます。そしてもう少し詳しく知りたければホームページを覗き、まあまあ良さそうだったらそこに行ってみます。どちらかというと、通える範囲でいいところ、ぐらいにしか考えていないので、情報をかき集めるというほどではありませんが、きっかけとしては口コミが多いです。しかし、特に大きい病院は口コミはあまり頼りにならない、というのが実感です。「この病院は一流なのよ」と聞いていた病院にお世話になる機会があり、いざ実態に触れてみると、ドクターのあまりの判断のいいかげんさと冷たいスタッフに愕然としたことがあります。その病院は病院ランキングにも100位以内には載っていましたが、同じ市内にそれだけ大きな病院が他にないから載っている、という感じでした。結局は自分が触れて感じる中で判断するしかないなと思いました。でも、大きな病気の方や自分では動けない方は、それこそ情報だけが頼りですよね。病院やドクターを評価をする民間企業がいくつかあるといいのかもしれませんね。

地域密着型の情報があれば(たかえり・東京・パートナー無・28歳)

ネットで検索はしてみるのですが、実際に良い病院かどうかわからず、結局は近くの病院に通うかたちになってしまっています。小さな病院でも親身になってみてくれる、地域密着型の施設の評価情報があれば良いと思います。

最終的には人間性(カヅキ・千葉・パートナー有・34歳)

いまは、たまたま行った近所のクリニックの医師がとても信頼できる方だったので、何かの時にはそこに行っています。また20年ほど前ですが、祖父が白血病で入院した時のこと。すでに末期でした。それでも担当の若い医師はいつも祖父と相談して治療方針を決めてくれていました。祖父もその医師を信頼していて、死ぬ間際にも「先生には世話になったな」なんて言っていました。結局、祖父の意向により痛み止め以外なにもしないような状態でしたが、家族は満足しています。そのような経験から私は最終的には医師の人間性を重視して病院を決めると思います。設備がちゃんとしている病院、技術が素晴らしい医師がいるなどの条件ももちろん大事ですが、人間的にどうかなと思うような医師には診てもらいたくないというのが本音です。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

ダメな病院をどう避けるか、という視点

皆さんの発言を読んでいると、やはり病院探しというのは切実なのだということを改めて思い知らされます。それとのえるさんが書いておられるように、では何を頼りに病院や医師を探すのかとなると、素人に扱える情報はあまりにも少なく、しかも判断に迷うものも多いのだと思います。「臨床力」という言葉は初めて聞きましたが、わかりやすくていい言葉です。そこには当然、患者とのコミュニケーション能力も含まれているはずですから、臨床力のある医師は「人間的に信頼できる」医師でもあるということになるのでしょう。

今はいい病院やいい医者をどうやって探すかという点に議論が集中していますが、それがかなりむずかしいという話なら、ダメな病院や医者をどう避けるかというように問題を設定しなおしてもいいのかもしれませんね。つまり自分が治療を受けるときのリスクをできるだけ軽減するというのが主眼であるはずだからです。投薬量の指示をしょっちゅう間違える医者とか、患者に対して思いやりのない言葉を平気で言う医者とか(僕の知っている例では、「輸血は健康になる患者にするもんだ」と障害者の人に言った医師がいたそうです。こんな医師は即刻免許を取り上げるべきだと思いました)。人間的な思いやりのない医者は技術がいくらすぐれていてもいい治療はできないと考えて間違いないでしょう。ダメな医者や病院の情報なら、口コミですぐ集まります。しかもこういう口コミは、基本的に医師とのコミュニケーションの問題ですから、それほど的外れにはならないかもしれません。

日本全国ダメ病院一覧という本があったら、僕だったらすぐ買いますね。その本を作れば売れると思いますが、病院から告訴状が山ほど届くかもしれません。そのリスクは医療ミスに遭うリスクよりはるかに大きいでしょう。

一週間お付き合いいただいてありがとうございました。今度この問題でお目にかかるときに、何らかの具体策ができていればいいのですが……。

藤田正美

藤田正美

元『ニューズウィーク日本版』編集長

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