

被害者を出さないためにできることはすべて(256)
性犯罪はいくつかの交通事故のように「何かの間違い」で起きるものではありません。加害者は常に「そのつもり」で近づいてくるものです。被害者を出さないためにできることはすべて手を尽くしておきたい。幼児を持つ母親として、そう思います。
加害者の更正よりも、一般市民の安全が優先されるべき(EVIA119・未婚・29歳)
加害者の情報、公開してほしいと思います。人権はみな平等のはずだから、加害者の人権も保護されなければいけないのかもしれません。でもその前に、被害者や善良な一般市民の人権は保護されるべき。自衛手段を取るための情報を得る権利があってもいいと思います。人権に優劣・順位をつけてはならないと思いますが、「加害者の更正・未来のため」「加害者の人権擁護」ばかりが叫ばれているように感じてなりません。たしかに加害者も更正するかもしれません。未来もあるかもしれません。でも、加害者がどんなに更正しようとも、被害者に負わせた精神的・身体的傷は一生残ります。わたしは加害者の更正よりも、一般市民の安全が優先されるべきだと思います。
人権という言葉が安易に使われている(fumizo・神奈川・既婚・32歳)
情報公開にあたり、加害者の人権問題が真っ先に挙げられて、なかなか情報公開の境界線が定まらないうちは難しいのが現実だと思います。でも自分の身を守るのはやはり自分しかない以上、絶対必要な情報だと思います。情報公開は加害者の人権問題だ、と声を荒げておっしゃる方たちがいると思いますが、本当に人権って何なんでしょうね。わたしには理解に苦しむところです。安易に人権っていう言葉を使ってるような気もします。
当事者としてはNoに投票したいが……(ふくちゃん)
Yesとしましたが正直複雑です。わたしはここ8年くらいストーカー被害にあってました。今はないので安心していますが、またいつ追い掛け回されるかと思うと怖い毎日です。ですからそういった犯罪者の情報が事前に入手できるのであれば、活用したいと考えます。しかし先月こともあろうか、知恵遅れの弟が電車内の痴漢行為で逮捕されました。今までに何度かやっていたようでマークされてたようです。わたしは被害者になることはあっても、まさか加害者の家族になるなって思ってもみなかったので、正直目の前が真っ暗になりました。家族が犯罪者になってしまうなんて!
わたしや両親は傷付き、家族こそが被害者なんだという精神状態になってしまいました。でも違うのです。わたしたちは加害者の家族なんです。弟の犯罪は新聞にも載りました。姉として知恵遅れの弟をなんとか更生させなければという気持ちと、「女」として弟を怖くも感じます。1カ月近く経ちますが家族がギクシャクしてるのがわかります。テーマとは少し違いますが、当事者としてはNoと投票したい気持ちがあるのかもしれません。
加害者の意識が違ってくるのでは……(エミりん)
昨今の日本の法律は罪を犯した人の刑が軽すぎる傾向にあり、しっかり自分の犯したことを反省したか疑問が残るうちに、刑期を終え犯罪を繰り返す傾向にあるように思います。加害者情報が公開されることによって加害者の意識が違ってくるのでは……。
線引きが難しいとは思いますが……(matikom・東京・パートナー有・29歳)
絶対に公開すべき。特に未成年だからといって許される犯罪と、許されない犯罪があると思います。ただ、どんな犯罪でもすべてというわけではなく無差別殺人などの多くの被害者を生む場合や遊び感覚での殺人のような場合は、公開すべきだと思う。ただ、その線引きが難しいとは思いますが……。
まだ機が熟していないのかも(せのみん・東京・41歳)
基本的には公開してほしいと思う。しかし、個人と個人の付き合い方が、アメリカほどさばけていない日本では、まだ機が熟していないのかな、とも感じる。たとえ息子が犯罪者であっても、テレビカメラに自分の顔を出してきちんと意見を述べる国と、常にワイドショー的なレベルの報道が中心の国とでは、根本的な骨組みが違う。
犯罪者が一生更正できないような状況になってしまうのも問題。むかし、海外から来たアーティストで一度、交通事故を起こしているだけで、来日できなかった人がいた。また薬物所持の前科があっても現在更正しているのに、引き合いに出されたケースも。日本は管理する側も融通が効かなすぎるきらいがあると思う。それが心配です。
また、情報公開のあり方についても、日本はまだまだ真剣な論議がなされていないと思う。ネットなどを見ていると、被疑者の住所があっという間に広まってしまったり、逆に無防備だったり、と、大変ゆるい。大人の問題としてだけでなく、中学生、高校生のころから考えていってほしいテーマではないだろうか。しかし、考えてみると、隣が犯罪者かどうかどころか、同じアパートの住人が誰だかも知らなかったりするわけで……。公開しても、結局興味本位にしか使われないのかもしれない。

犯罪者として一生差別されるのはよくないと思う(WAGGA)
一度過ちを犯した人間が長く長く差別されるのは、よくないと思う。しかし、その罪の重さにより、週一回、月一回保護観察員や医師とのカウンセリングが必要だと思う。以前、犯罪者が社会復帰後に、足にどこにいるかがわかるチップのついたリングを着けて、毎月必ずカウンセリングを受けているのを、海外のテレビ番組で見ました。普通に働き、楽しむ生活はあるけれど、法を犯したことを忘れてはいけないと思う。

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