

年代によっても違うのでは……(サオリパイン)
うちの母は終戦時に小学生だった人ですが、ためらいもなく「こんなときは一致団結して戦わなきゃ」と言うんで、本当にびっくりしました。私は、戦争は絶対反対。どんな理由があろうとです。もちろん、テロも絶対反対ですが。
どちらが冷静?(サラス)
男女差があると感じたのは中学生の時。当時からアフガンに興味があった私は、ソ連のアフガン侵攻について、男子高校生と手紙で意見のやりとりをしていました。彼の意見は、「冷静に考えてみなよ。ソ連に支配された方がアフガンのため。あの人たちだけじゃ経済の立て直しなんて無理。だから侵攻には反対ではない」でした。けしてドンパチが好きというわけではなかったようですが、国の経済のために戦争もやむをえないという、男性の意見に衝撃を受けた記憶があります。ソ連がよその国の経済を立て直すために、命がけで攻めていくわけがないのに・・・。
たとえば、と具体的に考えてみると揺らぐ「反対」(tamaneko・東京・既婚・39歳)
男は外で狩りをして獲物を持ち帰る。女は家を守り子どもを育てる。そんな営みを何千年もしてきた人類が急に変わるわけもなく、考え方に差が出るのは当然だと思います。しかし、例えば、地下鉄サリン事件で自分の大切な人を失い、犯人が逃亡して新たなテロを企んでいるとしたら、私は犯人が捕らわれることよりも、そうした犯罪を引き起こした社会的背景を改善することを望むだろうか?そんなのは、犯人を捕らえてからだ。また、「自衛隊なら死んでもいいんですか!」という声を聞くと、「じゃあ、あなたは殺人犯に立ち向かう警察官に対し、『警察官なら死んでもいいんですか!』と言うのか?」と思ってしまう。いろいろ自問自答してみると感情論だけの「自衛隊派遣反対!」が揺らいでくるのだ。
子どもを持つ女性との違い(zukko・広島・未婚・36歳)
やはりこれも男=戦争に行く側、女=送る側、という既成概念かなあ。送る側のほうよりリアルに深刻に考えるのではないでしょうか?最近感じるのは、女性の中でも、子どもを持つ人と持たない人との差。持っている人のほうが、より積極的に戦争反対を唱えているような気がします。未来についての考え方が、自分だけのことではない、とより実感できる立場だからかな。

社会的背景では?(sekichan)
性別ではなく、その人の置かれている状況ではないでしょうか?学生さんや、家庭を守る立場の人に反戦傾向が強く、一方、社会の枠組みの中で生きている会社員などに戦争支持層が多いように思われます。また、今回の戦争支持者を好戦的ととらえるには首を傾げます。どうして、ここで男らしさや面子というようなことを取り上げるのか不思議です。そのような問題提起が、今回のテロ撲滅戦争にどのような効果をもたらすのでしょうか?
自分の国に誇りが持てれば(Donuts・既婚・30歳)
私は女性ですが、自分の中に愛国心があれば、自らすすんで武器を持って戦うだろうと思います。愛する人の命を守るだけなら、側にいて、一緒に逃げ延びたりする方法はいくらでもあるように思えますが、実際に戦場に行って命がけで戦おうという気持ちになるとすれば、敵国に自分の国の誇りを踏みにじられたくないという気持ちが強く芽生えたときだろうと思うのです。今の日本のために戦えるかと聞かれたら、命を守る方を選びますが。
私の周囲では男女差はない(遊遊・北海道・既婚・29歳)
私には個人の差があるだけとしか思えません。出題者の方が、いわゆる女性兵士問題を提起しておられますが、私は「男女平等」の名に絡めとられてはいけない、と思っています。既存の悪しきものに肩入れして「男女平等」だと喜ぶ程愚かしくあってはいけない。つまり「平等に」人殺しに加担してどうすんのさ?ということです。戦争・軍隊・兵器といった、暴力的なものを解体していかなければ、地球に未来がないのは明らかです。
永世中立国なら(エピムラ・大阪・未婚・38歳)
私は女ですが、必要な戦いや、軍備は持つべきだと考えています。ちなみに、憲法第9条にも、在日米軍基地にも反感を感じます。NATOの枠に入って米国の言うことに従うよりは、スイスのように永世中立国として、自国は自国軍で守り、有事の意思決定は独立して決められるような国に住みたいと思っています。性差というよりは、日ごろ興味を持って読んでいる新聞や本の内容など、生活面での個人差が大きいのではないでしょうか。

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