
おしぼりを用意してお客さんを待つ(ありる)
おもてなし、と言うほどのものではないのですが、1人暮らしの頃から続けていることがあります。「おしぼり」です。その人のイメージに合わせて色や柄を選び、夏は冷蔵庫で冷やしておき、冬はお湯で熱め、春秋はちょっと冷たいかな位にして、外から来られた方にまずお渡しします。夏は冷感を楽しんでもらえるし、冬はかじかんだ手をまず温めてもらいたい。そして、渡したおしぼりは、その人が帰るまで気軽にお使いいただく。今ではかなり慣れましたが、その人が着く頃合をみはからって冷蔵庫に入れる・お湯で温める、というのはかなりタイミングに気を遣います。しかし、それによって「迎える・待ち遠しい」気持ちを高める効果もあるようで、本当にうれしい気持ちで「いらっしゃい」を言うことができます。まずはおしぼりでふーっとくつろいでいただいて、それから飲み物などを出すと、お客さんも落ち着くような気がします。手軽にできる、心のこもったおもてなし、のつもりです。
器を選んで盛り付けるところから楽しむ(mikaka・東京・パートナー有・39歳)
友人については、七面鳥を焼きます。目立つし、人数も稼げます。そして、いらしていただく方に何か1品もってきていただくか、買ってきていただきます。料理のできない方もパンやワイン、ジュースをお願いしたりすれば、大体何とかなります。空の大皿をいくつも用意しておき、選んで盛り付けるところから一緒に楽しみます。うまくすると食器の引き取り手も出ます(親のくれる食器は、やたらと数が多いです)。年に数回の食器の虫干しを兼ねている気がします。ホットカーペットかじゅうたんで、ばっちん折りたたみ足の座卓を使います。座椅子や座布団を人数分よりいくつか多く用意すれば、大体の方が思い思いに座ってくださいます(イスも用意しておきますが)。親類(目上の方)に関しては、もてなさないことを心がけています。やればやったでいい評価をしてもらえたことがないですし、お帰りになっても休みがあるわけでもありません。自分が気が重くならない、疲れないことを一番にしています。いらっしゃる方も大体家庭の事情はご存知なので、大目に見てもらっています。悪評ぷんぷんなのはよく判っていますが、現状を見てもらわないと皆さん楽観的な想像(と訪問される側の虚実入り混じった言葉)から勝手なことをおっしゃるので、開き直っています。
季節によってランチョンマットを替えて(Chikako-H・東京・41歳)
カジュアルにしたい時はイタリアン(パスタをメインに)、ちょっと凝りたいときは和食を中心に。一輪挿しのお花も必須。食器は白っぽいちょっと丸みのあるもので、和洋中何でも使えます。季節によって、ランチョンマットを替えると食卓の雰囲気も違って見えます。
おすすめのお皿(四葉のクローバー)
「お客様の時にお役立ちの食器」としてビレロイ&ボッホのリーフ型のお皿をお勧めします。ここのお皿はどれも使いやすいのですが、このリーフ型のお皿は楕円形に近く、円形よりも場所をとらないので大人数のテーブルにぴったりです。また、白だけど温かみのある白は、和・洋・中となんでも合います。実は結婚式の引き出物にしたくらいお気にいりなんですが、皆さんから好評です。去年あたりに、リーフ型にリーフの柄が入ったシリーズも出て、大きさもたくさんあることから、重ね使いも楽しめます。後はこのお皿に見合うだけのレパートリーを増やさなくては!
直円形の和皿を重宝(AK・東京・パートナー有・39歳)
ビュッフェスタイルでお食事を出します。もともと大皿が好きで、集まったお皿が大活躍。特にかなりたてに長い長円形の和皿は、オードブル、パスタと何をいれても合い、何枚もテーブルに並べてもとりやすく、このお皿いいねといつもいわれます。ガラス皿も持っている大皿はほとんど長円形。メイン料理は正方形の和皿をいくつもならべて使います。また、とても表情豊かな田中恒子さんのお皿も大好きでよく使います。