季節の醍醐味

屋外でのコンサートの楽しさ、みなさんもご存知のようで、わたしもうなずきながら読んでいます。わたしも直近では、20日のさいたまスーパーアリーナでの氷室京介さんのコンサートに行く予定です。日比谷野外音楽堂や横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナなど、屋外で楽しめる会場も増えてきた気がします。屋外コンサートのいいところは、いろいろありますが、缶ビールが飲めちゃうところがうれしい。加えて星空、吹き抜ける風も、ひときわ気持ちよく感じられますしね。

風といえば、以前行ったことのあるBEGINの屋外コンサートが心に残っています。彼の演奏のリズムと風の揺らぎがバランスよく調和して、とても心地よかったのです。風が強くても、雲がかかっても、急な夕立ちも、すばらしい演奏と、時間を楽しく共有できる仲間となら、いい思い出となるのですよね。最後は、隣の人と手をつないで、声を大きく出してみたり。そんな気軽さも楽しみの一つです。GLAYの真冬に行われた日比谷野音のコンサート、とても寒かったのですが、その体感とともに鮮明に残っています。

また野外だと、お子さんを連れて行けるものもありますよね。よく、お子さんは飽きてしまって聞いていない、と思われていますが、一見無関心なようでもじつは体に入っているみたいですよ。そう思うのは、たくさんのロッカーへインタビューからです。たとえばGLAYのTAKURO君はお母さんが聴いていた越路吹雪が記憶に残っているというし、SOPHIAの松岡君は、お母さんの西條秀樹好きが影響してロッカーの道を選んだということ。実際自分がファンでなくても秀樹さんと対面した時は、とても感激していました。

「物より思い出」はではないけれど、いろいろな楽しさを体感できるコンサートは、お子さんたちも貴重な経験とさせてあげられるので、次の世代へのプレゼントと考えても楽しいです。夕立ちが楽しめるなんて、本当に屋外コンサートだけですよね。