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サーベイ

2004/10/11(月) - 2004/10/15(金)
1日め:テーマの背景 | 2日め | 3日め | 4日め | まとめとリポート
3日め

テーマ子どもの虐待、身近にあると思う?

投票結果 現在の投票結果 y80 n20 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
古荘純一
古荘純一 小児精神科医・青山学院大学助教授

難しいテーマにも関わらず、いろいろなご意見をありがとうございます。 これまでのところ、Yesが81%とかなり多い結果でした。これは深刻な現状を示す数字と思われる一方で、皆さんがそれだけ子どもの人……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

どこまでが「しつけ」でどこまでが「虐待」なのか(ふろすと・兵庫・パートナー有・42歳)

子ども(特に兄弟の中で相性の良くない子ども)を叱ったりけんかしたりするとき、後で冷静になってみると「これって虐待かな」と思うことがあります。どこまでが「しつけ」でどこまでが「虐待」なのか。体罰だけでなく、精神的な言葉の暴力もありそうで、時々後悔したり悩んだりします。わたしたちが子どもの頃は、「虐待」など問題にならなかったと思うのですが、あの頃の親は、そんなに悩まず自分流に叱ったりたたいたり、けんかしたりできたのでしょうか?

親子の愛情って何だろう(月夜桜・大阪・パートナー無・30歳)

以前塾で講師として小学生に教えていました。その中で子どもや学校に対する保護者の態度に憤りを感じることも時々ありました。忘れられないのが、成績のいい姉だけをかわいがり、弟を「汚くてばかだから」と人前で罵る母親でした。弟の授業参観には行かない、姉には新しい服を買って弟にはもらい物を着せる、その服も洗わない、成績が悪いと食事で差別するなど、週に一度会うわたしが知っているだけでも、細かい虐待がありました。

だんだんエスカレートして、塾のテストが悪いと迎えに来た外で殴るようになりましたので、塾と学校の先生が協力をして、母親に注意を促しましたが、改善せず、結局その子は祖母に引き取られることになりました。力が及ばす、悲しい思い出です。母親はしつけと言い張っていました。親子の愛情って何だろうと考えさせられました。

言葉の暴力が増していると感じる(りんべる・イギリス・パートナー有)

わたしの住むイギリスでは、子どもへの体罰が法律で禁じられています。これは親・教師にも適応されます。かつて19世紀の学校では、むちや定規で子どもに体罰を与えることが普通であったイギリスで、なぜ厳しい制裁が加えられているのか。それは児童虐待があとを絶たないからです。離婚率の上昇とともに、義理の親に虐待されるケースなども増えています。

そして、非常に残念に思うのが、体罰ができない分、親の子どもへの言葉の暴力が増しているように感じることです。たとえばバスの中でうるさく騒ぐ子どもに向かって母親が「いつまでもうるさいと川に投げ捨てるよ!」なんてことを言います。子どもは親が本気なのかどうかもわからず、怖がって黙りこむ、そんな光景を見受けます。体罰はいけませんが、言葉の暴力も同じくらいに深刻なものです。何かいい対処法はあるのでしょうか?

親の孤独に心が痛み、解決の難しさを痛感(ねずみ・兵庫・パートナー有)

実際に、虐待を受けていた子を知っています。虐待に気がついたおばあちゃんが、自分の手元に引き取り、近所に越してきたのです。少し当たっただけで出血する、歯がボロボロの口の中を見て、涙が出そうになりました。でも、虐待をしてしまう親の孤独も、理解できないわけではない。ただ非難をすることは簡単ですが、そうしてしまう孤独を想像するとき、心が痛み、解決の難しさを痛感します。

自分を正当化することでバランスを取っていた(はなっち・兵庫・パートナー有・37歳)

実際、自分が虐待に近いことをしていた。どこへ行っても、外では「いいお母さん」「子育てが上手」と言われていた。今は、自分の弱みを他人に言えるようになり、肩の力が抜けて、本当の子育て上手になれた気がします。その時は、必死で、自分を正当化することでバランスを取っていたので、虐待をしているとは思ってもみなかった。今でも、後悔の悪夢を見ることがある。

ストレス解消の対象になっている?(shirosanz・大阪・パートナー有・37歳)

言葉の暴力も含めると、ごく身近にあることと思います。同じマンションからも聞こえてきます。父親が出勤した後から夕食時までずっと。ストレス解消が子どもに向けて行われているようで、聞いていられません。

NO

度が過ぎれば虐待?(ミラクル☆マム・大阪・パートナー有・27歳)

わたしにも子どもがいますので、虐待のニュースは本当に心が痛みます。しかし、わたしの身近にはないと思います。ママ友だちとも虐待について話したりもするんですが、本当に難しい問題だと思います。子どもと毎日接していますと、きつく叱ることもありますし、おしりをたたくこともあります。たとえば、子どもが危険なことをした時には、やってはいけないことを親は真剣に教えなければいけないからです。叱り方は親それぞれで、度が過ぎれば虐待ということなのでしょうが、身近にはありません。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

躾と虐待の分かれ目は、どこ?

難しいテーマにも関わらず、いろいろなご意見をありがとうございます。

これまでのところ、Yesが81%とかなり多い結果でした。これは深刻な現状を示す数字と思われる一方で、皆さんがそれだけ子どもの人権の重要さを認識している結果、とも考えています。自身の体験をいろいろと述べていただき、大変参考になりました。

虐待防止法ではこれまで、保護者の身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクト、を「虐待」と定義していました。今回の改正で新たに、目前で配偶者に対する暴力が行われていること(いわゆるDVの目撃)や、保護者以外の同居人の行為についても明確にされ、また、子どもの安全確認及び確保のため、児童相談所が警察に適切に援助要請を求める義務も記載されました。

とはいえ、児童相談所も警察も、現状では業務が増える一方であり、この問題も早急に検討すべきだと思います。ですが、今回の改正の目的には、虐待者を発見し処罰することではなく、子どもの保護・自立の支援、そして将来の世代育成の懸念をなくすことであるのです。

そこで疑問なのが、これはいただいた意見でも多かったのですが、「虐待と判断できるのは、どの行為からか」ということです。

子どもには、時に厳しく善悪の判断を教えることが必要です。育児に関する虐待などネガティブな情報を含めて、さまざまな情報の中でかえって、育児に自信を喪失している保護者の方もいらっしゃるようですが、一人で悩まないことが肝要です。

一般的に、虐待を行っている人は、情報や社会から孤立していることが多いのです。虐待を行っている人は、決して見かけでは判断できません。社会的な仕事や人付き合いは問題ないにも関わらず、育児に関しては孤立していて、悩んでいるというケースも多いようです。つまり、虐待者自身もさまざまな支援を必要としているのです。

そこで明日は、「躾」と「虐待」の分かれ目は、どこなのか?について、皆さんと一緒に考えてみたいと思いますので、たくさんのご意見をお待ちしています。もちろん、それ以外のご意見もお待ちしていますよ。

古荘純一

古荘純一

小児精神科医・青山学院大学助教授

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