

「おでかけ」が難しい(joe-kumi-kei・東京・36歳)
日本の社会風土今年、子どもが生まれて6カ月、まだ旅行はしていません。子どもが生まれる前から感じていたことですが、日本の社会風土自体が「母親は子どもと家で過ごすもの。必要がないときには出かけるものではない」と思っているような気がします。子ども連れがターゲットとなるショッピングセンターには、オムツ替えや授乳のコーナーが充実していますが、それ以外、ただの「街歩き」なんてなかなか難しい気がします。地下鉄の駅にも、そんなコーナーはありませんよね。
階段の恐怖(けい)
ベビーカーのころ、よくお出かけしたり、旅行もしましたが、日本では階段が多いのがたいへんでした。伊丹空港のような空港ですら、階段でないと動けない場所があり、その都度、ベビーカーを持ち上げるか、子どもを歩かせるかしなくてはいけません。しかもベビーカーを持って階段を歩いていても邪魔者扱いされることが多く、駅員がすぐそばにいても助けてくれません。もちろん、そんなことをあてにもしていませんが。ただ、駅などのようにホームに行くだけで昇ったり降りたりをくり返すところでは、本当にくたびれますし、怖いです。そんな中、30代以上の女性には何度も助けていただきました。おそらく同じような体験をしてきたのでしょうね。わたしもいつかお役に立てるときがあれば喜んで!
公共の乗り物にベビーシートがほしい!(そうたん・東京・31歳)
外出中に、子どもが途中でぐずりだすことはよくあること。公共の乗り物の場合、周りの人の迷惑にならないよう、あやしたり、寝かせたり、なだめたり……。のんびり乗っていられません。周りが子ども好きの人ならラッキーですが、子ども嫌いだととても迷惑そうにされます。わたしも子どもを持つまでは、「こんな所に、そんなちっちゃい子を連れて来ないでよ」と思っていたので、その気持ちもわかります。残念なことですが、シルバーシートみたいなベビーシートを用意し、子どもがいる人はそこに座り、子ども嫌いな人はそこから遠い席に座るとしてもらうと、お互い気が楽だと思う。悲しいことですが。「子は社会の宝」と見る人ばかりではないのが、今の日本です。
ホスピタリティの気持ち(まめむぎ)
昨年の夏、4カ月と1歳4カ月の2人の子どもを連れて沖縄へ行きました。ミルク、オムツなど現地調達したかったのですが、宿泊先のホテルは海沿いのリゾート。近くにベビー用品を買える店もないようだったので、すべて家から持っていきました。当然ながら大荷物、4カ月の子どものために、わざわざA型ベビーカーもレンタルし、これに子ども2人ですから……。よく行ったなあ……と今となっては半分あきれるほどです。羽田空港のトイレなら当然、トイレにオムツ替えスペースがあるだろうと思っていたのですが、申し訳程度にベビーベッドが置いてあるのみで、しかも入り口近くで風が入ってきてしまいます。冬でなくてよかったです。男性のトイレにもオムツ替えスペースがあれば、子ども2人のオムツを替えるのにトイレを2往復しなくてすむのに……。飛行機内でも、3時間子どもがじっとしていられるわけもなく、親は脂汗をかきながら「早く寝てくれー」と祈っていました。でも、沖縄の人はとっても親切! 子どもを2人連れて、ホテル内のレストランで食事しても嫌な顔ひとつせず(東京なら断られそうなのですが)、子どもを笑顔で迎えてくれるし、赤ん坊のためにおやすみスペースを作ってくれたり……。お客にもかかわらず、申し訳ない気持ちになるのが子連れ外出の常なのに、そんな気持ちになることが1回もなかったのです。「ホテルにベビーカーがあればいいのに」「もっと小さな子どもの食べられるメニューがあればいいのに」「ホテル内の売店でミルク・オムツが買えればいいのに」など施設面での不満はいろいろありますが、一番必要なのは、子連れの親への気遣いではないでしょうか。ホスピタリティ産業に求めるのは、まさしくそれのみと言ってもいいくらいです。
飛行機の機内(にゃんちゅー・既婚・31歳)
帰省のため、年に何回か飛行機に乗ります。空港での困りごとはなんとかなるのですが、機内で子どもに泣かれると、どうしようもありません。一人で後ろの席で授乳したり、周りのお客さんに「すいませんでした」と言ったり。露骨にイヤな顔をされるとため息しか出ません。うまく寝てくれるといいんですけどね。
子どもを持つ者の心構えも大切(もなこ・大阪・既婚)
子連れで外出することは、それだけで大変で迷惑そうにされたりすると、落ちこむことも多い。やはり、雰囲気重視のホテルなどは、ゆったりしたムードを楽しみに来ているお客も多いので、あえてそういう場所は選ばずに、カジュアルな場所で楽しむことに。「子どもがいるのだからうるさくても当たり前」というのは、ほかの方々への甘えでしかないと思います。以前、エレベーター内で、子どもが泣き出したとき「うるさくて、ごめんなさい」と謝ったところ、老齢のご婦人が「赤ちゃんは泣くのがお仕事なのよ」と笑顔で言ってくださって、その場のとげとげしたムードが一変したことがあります。ホントにありがたかったです。そんな経験があってこそ、こちらも子連れに寛容になれるというものです。
ベビーカーは雰囲気を壊すの?(ひろり)
子どもを連れての旅行中、ホテルでベビーカーを使うと断られることがたびたびありました。はじめは大阪の外資系ホテルに泊まったとき。クラブフロアに宿泊したのですが、ラウンジに入ろうとしたら「ベビーカーはご遠慮ください」抱っこならいいというのですよ。見た感じ部屋も広いし、自分たちの椅子の横にベビーカーを置くスペースはじゅうぶんあったのに……。次の経験は北海道に今年オープンした高級リゾートホテル。ここはもっとひどくて「ホテル内のベビーカーはご遠慮ください」。部屋の中とレストランの中以外は抱っこで移動しなくてはならなかったのです。ホテルの説明では段差があるので危険だからということでしたが、段差があるのは2階のほんの一部。ロビー階やショッピングモールなど、子どもを連れてぶらぶらするのにずっと抱っこでとても疲れました。予約を入れたときに子連れであることは伝えているので、はじめから、その旨を説明してくれればそれなりの対応を考えて行けたのに、行ってからいきなり禁止と言われても……。夫は、いずれのケースも「ベビーカーがホテルの雰囲気を壊すからじゃないか?」と言ってましたが、やはりそうなのでしょうか?ぐずったり騒いだりするわけではないのに、ベビーカーの存在ってそんなに邪魔?
「子連れお断り」の宿(まつげ・関東・34歳)
英国のカントリーサイドを車で旅行中のことです。「12歳以下の子どもお断り」の宿に遭遇しました。大人が静かに休日を過ごすためなのだそうです。子どもお断りのティールームも見かけました。英国は、大人の世界と子どもの世界を区別する文化なので、それはそれで納得しました。でも、日も暮れて、なかなか宿が見つからなかったり、相当な田舎でほかに食事をできる所がないという状況で「子どもお断り」に遭遇していたら、かなり落ち込んでいたかも。

ホテルとバスルームを要チェックすれば(johnmelon・東京)
夫婦で旅行好きというせいもあり、0歳のときから海外も含めて出かけています。晴海に来たクイーンエリザベスもそうだったのですが、バスルームのシャワーが固定式だと乳児の頭や体を洗うのに苦労しました。それからは、ホテルを選ぶときにシャワーもチェックしています。贅沢が許せば、シャワーブースとバスタブが独立しているホテルを選びたいものです。子どもも小学生・中学生の2人となった現在では、1部屋に何人宿泊可能かがポイントです。都市によっては3人までだったり、4人でもOKだったりと異なりますし、添い寝(この場合はダブルサイズのベッドがマスト)を認めてくれるかなど費用の関係から要チェックです。宿泊がクリアされ、食事や交通アクセスなどをチェックすれば80%は快適に子連れ旅行ができます。昔はハワイによく行きましたが、最低7泊くらいしないと、時差と到着時間による疲れを解消できないので、最近はグアムやアジアのリゾートにもっぱら出かけています。同じ7泊でもずいぶん楽チンですからね。
宿の気配りに親子でリラックス(にっしぃ)
子どもが産まれてからは和室が便利なこともあり、旅館は少し値段の高い所を、ホテルでは広いカテゴリーの部屋に泊まるようになりました。安いところですと、防音などの設備も気になるので。値段が高い所には、子どもは遠慮したほうがいいのではないかと思っていたのですが、とんでもない。そういう所ほど、子どもにまできめ細かい対応をしてくれました。食事では、子ども用の小さなフォークを用意してくれたり、こぼしてもさっと拭いてくれたり。廊下ですれ違っても、子どもに声をかけてくれたり。おかげで、人見知りしがちなうちの子どもも、とてもリラックスして過ごせたようです。わたしもとても居心地がよく、離れがたかったです。それ以来、わたしのなかでは、子どもへの気配りが宿の評価の判断材料として大きなウエイトを占めています。

子どもの世話はお母さんだけがするもの?(Jullia)
最近は女性用トイレに乳児のオムツを取り替えるスペースが設置されたところがとても多くなってきました。でも、それでは、お父さんにオムツ替えを頼めない。お父さんだけで子どもを連れて出ることだってあるし。男性も女性も「子育ては女の仕事」って思ってる人が多いからなんでしょうか。

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