
それまでの仕事に自信があるかどうかが鍵(RAY・パートナー有・31歳)
今までとは全く違う職業へのキャリアチェンジ。これまでに経験はありませんが、やってみたいとは思っています。年齢の壁があるかどうか、これは今までこなしてきた仕事内容に自信があるか否かが一つのポイントとして関連していると思います。つまり、自信があれば年齢の壁は低くなり、自信が無ければ年齢の壁は高くなると。一般的に、加齢に伴って任される仕事内容も広く深くなっていくでしょうし、別業界でも応用が利くものと思います。でも、自分に自信が無ければ、そこには年齢の壁が立ちはだかるかもしれません。私はどうかと言うと、職場復帰後新しい業務に就き、今の所、まだまだ自信をもって仕事をこなせているとは思わないので、キャリアチェンジの壁、年齢の壁の両方が高いほうです。
人柄や元気さで年齢の壁をクリア(マサキ)
派遣会社で営業をしています。スタッフの方の場合はやはり年齢の壁があります。年齢でいうと30代半ば頃、でしょうか。その頃になるとそれ以上のキャリアの上積みが見込めなくなってくるのと、新部署から指導しにくい点があるかと思います。年の若い上司や先輩から指示をもらう方も出す方も気を遣いますから。そのあたりをクリアするには誰にでも丁寧に応対できる人柄や元気さ、気持ちの若さが必要になってきますし、そのあたりを私たちも重要視します。実際50代で始めて派遣される方とかもいらっしゃいますよ。
はね返されるか、突き破るかは自分次第(みんつ・愛媛・パートナー無・37歳)
37歳。まさに今キャリアチェンジの真っ最中です。コンピュータソフトの開発から経理系の事務職に変わろうとしています。今回のキャリアチェンジで、応募に関しては年齢の壁がありませんでした。元々年齢の壁のある職種を選択していなかったからです。求職情報には25歳、30歳、35歳、40歳……と5歳刻みで年齢の壁がありました。年齢の壁を感じたのは、むしろ自分の内面でした。この仕事を一生の仕事にできるの? この年齢で今の仕事を辞めるの? 同じコンピュータ系なら同じ給料ももらえるだろうけれど、違う職種では半分以下からのスタートになる。それでも、キャリアチェンジして、自分が目指す経験と資格を手に入れられる環境に変えたい。そう悩み始め、決心するまでの迷いが年齢の壁でした。知り合いの奥様からは「仕事を辞めるなんてもったいない。いいわねぇ、パラサイトシングルは。」と言われました。その通りです。今の私にとって年齢の壁が低いのは、年齢とともに背負うはずの育児、家事、介護、家のローンなどが無いからです。だから、「今のうちにキャリアチェンジしよう」と決めることができました。内(自分)、外(社会)ともに年齢の壁は存在します。その壁に当たってはね返されるか、突き破るかは、本人次第だと思います。私の場合は年齢の壁に後押ししてもらったので、壁はあるけれども、「このままでいいの?」と考えるきっかけをくれたプラスの壁です。
「40代だからこそできること」をさがす(ヘップバーン・東京・パートナー無・44歳)
キャリアチェンジの年齢の壁、とても大きく立ちはだかっています。最近、キャリアチェンジを考えていましたが、やりたい仕事はことごとく「35歳くらいまで」と制限されていました。今までのキャリアを生かそうにも、仕事に就くことすらできません。今になって、やりたい仕事につくには20代30代からの準備が(子育て中の過ごしかたなど含めて)必要だったと思いしらされました。しかしあきらめてはいません。40代だからできることもあると思います。今までと形は変わっても、できる仕事を見つけていきます。年齢の壁に押しつぶされたくはありません。これからは生涯現役でいられることも頭のすみに置いて、キャリアチェンジに挑戦していきます。
壁の年齢は年々下がってきている(donut・兵庫・パートナー有)
人材紹介会社に勤務していたころ、多くの方がキャリアチェンジを望んで来られわたしもできるだけ応援しようと毎晩遅くまで相談、紹介し努力しましたが、年齢の壁というものが求人側(企業)にあるのを痛感しました。またその壁の年齢が年々下がってきているのを当時感じていました。なぜかというと、おそらく、経営陣の平均年齢が飛躍的に下がっているから、部長、課長クラスもそれに準じて下がっているようなのです。日本人の特徴かもしれませんが仕事を頼みやすいからか自分より若い人を採りたがる傾向は感じました。しかし、転職といっても企業に採用されるのではなく、起業する、これはと思う師匠に弟子入りする、取引先や知人から声がかかるくらいのこれまでの仕事と別のスキルがあるなど、自己開拓でキャリアチェンジしたポジションを得るには壁はないのではと思います。もっと自由に仕事を作り出したいものですね。そして「任せて育てる」風土がさらに必要だと感じます。