

情報はどこからでも発信できる(空と風)
情報という点に絞るならば、格差は感じなくなった。情報は都市から発信されるものだったが、PCがはやったことで地方も情報発信地となっている。「ある一部地域でヒットしていた曲が、みるみるうちに日本中に展開していき大ヒット」というニュースも、地方と都市の違いが少なくなってきた証しなのでは。情報はどこからでも発信することができて、どこでも受けることができるのだから!
全国の人と仕事をしている実感(DORI・大阪・既婚・41歳)
在宅でPC入力作業をしていますが、本当にどこに住んでいても何の支障も感じることなく作業できることに驚きます。プロジェクトなどではBBSを使って意見交換をしていますが、そのときに住んでる地域、年齢を見て、改めて全国各地の人たちと仕事をしていることを実感します。それは、この書き込みサイトでも全く同じですよね。家にいながらに、いろんな方々の意見が聞けておもしろいと思います。
コミュニケーションがさらに重要になるのでは(tiki・40代)
仕事にしても暮らしにしても、地方と都市の違いはなくなってきていますね。インターネットの普及によって、距離の物差しはあまり気にしなくてよくなりました。買い物にしても、自分の好みのものを探し出すことは可能ですし、仕事も内容的に自分の家が事務所の代わりの機能を充分備えることが容易になってきています。ただ、コミュニケーションは今まで以上に重要な要素になるのでは、と考えています。これは、仕事にしても、暮らしにしても、相手との信頼関係なしではうまくいかないからです。より実質的な関係を築いていきたいと思っています。
ネットで会議の普及を望む(Buni・東京・既婚・30代)
PCの普及によって、通販の申し込みがPCでできるようになったり(注文ハガキの到着の日数差や電話代の差なし! )、特産物がPCで買えるようになったりと、どこにいても同じサービスを受けられるようになったのでは? これは日本国内だけではなく国境を越えても同じだと思います。わたしもアメリカの友人のお見舞いにPCを通して花を贈ったり、わたしの出産祝いにお花をもらったりと恩恵を被っています。また、ネット会議の普及により、遠い場所だから時間や経済性の問題で出席できない、ということもなくなるのでは? わたしは都市と地方という問題より、小さな子どもがいるので思うように外出することができず、今後講演会などもネット上で参加できるようになれば、と思っています。

「地方から来たことを伏せてくれ」(月夜のやませみ)
さまざまな情報をメディアによって「知っている」のと現地で「体感・経験する」のとでは、大きな違いがあり、PCやITがどんなに普及してもその差を解消することはできないと思います。でも、それは都市・地方お互いさまですよね。情報格差の解消に必要なのは、自分が手に入れた情報をきちんと整理し、目的に応じて使いこなしができるかどうかということ。それと、自分が必要とする情報がどこにあるかを理解していることではないでしょうか。余談になりますが、わたしはフリーランスで地方で仕事をしていますが、東京でクライアントとの打ち合わせに際し、仕事発注者から「地方から来たことを伏せてくれ」としばしば言われるのには驚きます。
地方からの情報発信が整備されてない(セモア・香川・49歳)
今田舎に暮らしていてそれほど不便でもなく、生活全般のものは都会とそれほど差があるとは思いません。PCの普及によって、個人的な差はあると思いますが、地方でも少しずつPCのある生活が普及しつつあります。ただ、地方において情報は入ってくるものの、進歩のスピードが速くて後から追いかけているという状況なのかもしれません。とくに地方からの情報の発信がまだまだ整備されてないように思います。
他より抜きん出た何か(Ciel・東京・既婚・31歳)
情報伝達などの意味では、地方と都市の差はほとんどないでしょう。逆に、地方のほうが進んでいるかも、と思えることもあります。しかし、ネットでの差はなくなっても「距離的」な差はいかんともしがたく、通信・流通コストを考えたら地方の外注に仕事を出すのはやっぱり見送りたい。それらのリスクを背負ってでも発注するのは、やはりその人の実力による。他より抜きん出た何か、その人ならではの何かがなければ。
都市と地方の相互通信(ORYU)
インターネットの普及のせいで、情報はあっという間に入ってくるようになりましたが、それがかえって地方では「情報と通販で購入できるものはあるが、イベントは都会でしか行われない」という、不満を生み出したようです。でも、逆に考えると、観光などの情報、特にエコツーリズムなどは地方から発信されるものが多く、新たな需要を生み出していると思うのです。インターネットの普及で、これからの情報の流れは、都会から発信というのではなく、相互通信的なものになり、お互いの違いが良い意味で発揮できるのではないでしょうか? そして、自然の豊かな地方に住んでいても、都会と同じように仕事ができるようになればいいと思います。
地方のよさを都市へ発信するほうが……(eco)
ネットから世界中の情報が収集できる、やりとりできる、という点では都市と地方に差異はないでしょう。だからといって、PCによって都市と地方の差がなくなったとは思えません。なぜかと言えば、つい最近、某地方都市のある環境イベントの情報を集めようと思った際、ネット上の検索にはまったく引っかからなかったからです。これが東京なら、よほどマイナーなイベントでない限り、必ず情報をゲットできるでしょう。引っかからなかった理由は、その地方におけるネット人口が低いため。ネットで告知するよりも、駅張りポスターのほうが、地元民への広報は断然効率的というわけです。だから、都市との差異がなくなる、なくそうとするよりはむしろ、PCがあるからこそ、その土地、その地方の利を生かして都市や全国に向けて発信していく、というほうが仕事上のメリットは大きいのではないかと感じています。
情報格差が解消されるのはこれから(コリエコリコ・海外・既婚・40代)
たしかに、インターネット出現以前に比べると格段に距離は縮まったと思いますが、それは実際に仕事を得た時点ではどこにいてもほぼ同じ環境でできる、ということであって、仕事を得るまでの情報や環境は、まだまったくイコールとはいかないと思います。なぜなら仕事を発信する側(依頼する企業や個人)がネット上での情報提供に不慣れだったり、受ける側も個人の能力を事前にアピールする場所がなかったりといった情報環境変化の過渡期の状態にあるからではないかと思います。
ここ1年で回線の高速化など、個人のPC環境もかなり変わってきましたし、それと同時に企業も個人も従来の片道通行ではない双方向の情報発信が進んできたように感じます。今後1〜2年の間に、本当の意味で地方と都市部での情報格差が解消されるのではないでしょうか。ただ、蛇足ですが、仕事や情報量の格差はなくなってほしいですが、個性としての地方色は個人的には大事にしていきたいし、PC上でもそれを生かした仕事や情報発信が進むといいな、と感じます。
PCはツール。大事なのは仕事の仕方(wakanosuke・独身・34歳)
横浜生まれで、東京で10年間会社勤めをしたのち、沖縄に移り住んで4年。首都圏を出たことがなかったわたしが、首都圏から一番遠い場所へ来られたのもPCとインターネットがあったからだと思います。たしかに、どこにいても仕事ができるようになったとは思うのですが、実際の問題として、どことどういう仕事をするかということで感じ方は変わってくると思います。地方と都市の違いという意味では、地方はPC普及率が低く、メールで仕事のやり取りができる相手が限られていたり、報酬の額が都市に比べて驚くほど低かったり、というところで格差を感じます。PCやインターネットはツールに過ぎません。やはり一番大事なのは、自分の仕事の仕方なのだと思います。
感性まで得られない(matissee・兵庫・既婚・40歳)
情報に差異がなくとも、その情報の発信地に赴く、本物(実物)を見る、会話をするなど五感で感じること、そして第六感も、PCでは得られないと思う。よって、人が集中するところに情報も集まる。実際、わたしはSOHOで仕事していますが、ものすごく世間に疎くなる。新聞を見、ニュースを見、ネットで検索しているにもかかわらずです。通勤の電車で見聞きすること、職場で交わされる業務上の会話、雑談、また人との接触によって、得られる視覚的な情報、電車の中刷り、広告塔の入れ替わりなど、意外とそんなものの中から得られる感性的なものが大切に思えることもあります。
住んでいる人の意識が追いついていない(うっしー)
佐賀県に住んでいますが、通信回線一つとっても、結局インフラ整備は地方が後回しになってしまい、依然として都市優位は変わらないと痛感しています。ここ1年ほどでようやくブロードバンド環境も整ってきそうな雰囲気ではありますが……。あとは地方に住んでいる人たちの意識が追いついていない、というネックもありますね。

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