

金融商品なのだから十分な説明を(eiko71)
個人向け国債の商品説明は、たとえば、早期に中途換金したときの元本割れの可能性など、不十分な点が多々あると思います。財務省が販売する商品なのですから、説明義務をきちんと果たして「金融商品の宣伝広告の在り方」という見本を示してほしかった。国債償還についても不安を感じています。つまり、日本という国の信用力リスクの問題です。ただ、それでもわたしは、個人向け国債を購入したいと思っています。日本はわたしたちの国です。いま、日本は救けを求めています。個人資産の一部を失う結果になってでも、日本の再建に協力したいと思っています。
この低金利を思えば(まんぼうかおりん)
安心して預けられるとは思っていました。(元本割れの心配がないそうなので)でも確かに言われてみれば、こんな政治をしている日本という国にお金を貸すのか、とわれにかえってみれば心配な話ですよね。自分の財産を預けるという風に考えると、もっと預けてもいいと思う国は他にありますが、この日本という国にはちょっと……という気持ちが大きいです。でも何よりもこれだけ低金利の時代に、少しでも増えて返ってくると思えば、日本の国債を買うことも検討するかもしれません。

最終的にはどこに投資されるのか(erhu)
今回、売り出された個人向け国債については、「変動利付債」でありながら「最低利率保証」など、いびつな設計の商品なので、どうも、うさんくさい印象を受けてしまいます。景気を刺激するという意味合いについても、「国債を通じて投資される先は何か?」というところを考えると、またもや不要な道路、橋、ダムになりそうで、日本経済全体にとって効果があるかどうかはいまだ疑問です。
さらに言うと、この国債でつくった借金のツケは、結局、わたしたちの世代が背負っていかなければいけないわけですから、ずいぶんひどい話です。国債を購入する投資家は、目先の利益だけにとらわれることなく、この借金を返すのも自分たちであり、自分たちの孫や子どもたちであるということを、よく考えなければいけないのではないでしょうか。
果たして解決策はあるのか?(月夜のやませみ)
どうやって財政を立て直すかにもよりますね。「痛み」を伴わなければならないのは承知していますが、その持ち分け方が、果たして納得のいくものになるのかどうか。胸のすくような解決法が見当たらず、もし見つけたとしてもそれを敢行できる政治家がいるとは思えません。よって、日本の経済が小気味よく立ち直っていくのは無理な話。そもそも今、国債を買う人たちの多くは「元金保証」を魅力だと感じており、自分が「痛み」を分け持つことは絶対いやだと思っておられるわけでしょう(ボランティアとお考えの人はごく少数だと思います)。そんな現状が明らかになった今、痛みを伴う政策が反発を買うのは必至で、だとすれば、この状態は今後もずるずる続くはず。「政策次第」ということ自体に疑問を持ってしまうのです。
企業の株を買うほうが(なつつばき)
国の政策次第で、経済社会状況が良くも悪くもなることは理解します。しかし、こと経済状況に視点を置いた場合には、企業が自らの経営方針を投資家に的確にアピールし、それを的確にキャッチした投資家がその経営方針を支持することを示すためその企業の株を購入する。こうした動きの連鎖によってさまざまな企業の発展を促し、それが結果として税収を増加させ、人々の生活を豊かにする。このような循環を意識して創り出すことにそろそろわたしたちは真剣に向き合うことが必要なのではないでしょうか。自律の循環を創り出す努力をないと、いつまでたっても行政に過大な期待をし続け、結局は空しい結果を得ることにならないでしょうか。税は国民共通のお財布ですが、オールマイティーではないと思うのです。
格付けを上げたら考える(ORYU・既婚・33歳)
昨年から投資と世界経済に興味を持つようになりました。最近日本の格付けは下がっていますよね。他国に言わせれば、日本は不良債権問題をそのまま放っているような国なので、その国の国債を買えない、ということでしょう(単純で乱暴な意見ですが)。というわけで経済政策が景気を好転させ、格付けを上げたら投資価値が出るので、国債を購入する気になると思います。自国だから、という理由では購入しかねます。
今の政治家や官僚ではちょっと(UML・北海道・既婚・40歳)
金利が低すぎます。集めたお金の使い方を決める権限のある政治家や官僚が今のようなレベルの方たちである以上、こんな低金利で日本国債は買えません。今の政治家や官僚なら5%程度の金利を求めたくもなりますね。だって何をやっているのかわからないんですもの。
太っ腹財政で潤っている人も……(さくらら・既婚・35歳)
わたしも以前はいいなと思っていたことがあります。でも、予算に占める国債の割合を知ってから、「国債を発行」と聞くだけで腹立たしくなりました。以前、地方公務員の臨時職員をしていたことがあります。その前は、赤字を抱えた民間企業に勤めていました。民間では仕事に必要な物もなかなか買ってもらえなくて、自腹を切っていました。ところが公務員は「ない」と言うと即注文してくれて、「どうせ使うんだから1ケースにしよう」という太っ腹なせりふも聞かれました。予算消化のための書類も作りました国家予算にも同じような状況があるような気がします。太っ腹財政でうるおっている人もいるでしょう。だけど、悪徳金融業者は、必要のない金まで借りさせて高い利息を取ることがあると聞きました。わたしにはこの話と国債がだぶってしょうがないのです。
国の借金を援護するのが国民だなんて(マリ)
絶対買う気にはなれません。買っている人をニュースで見ましたが、明らかに年配の人が多いと思います。今の日本は自己破産して下さい! と言いたくなるぐらい借金を抱えているのに、これ以上借金を抱えてどうするのでしょう? しかも、それを援護するのが国民自身だなんて、わたしには到底信じられません。資産運用を考えるなら、ほかに魅力的な商品はたくさんありますし、わたし自身、実際別の方法で十分うるおっていますし、その分経済にも貢献しているつもりです。本当に腹が立つ、というか、あきれた話です。
今だからこそ企業の株を買う(あっくんママ)
浅井さんのコラムに「国債を買うということは、国にお金を貸すということ」とありましたが、10数年前にはわたしはそのことに気づかずに、証券会社の人から「利率がいいですよ! 」と勧められるがままに、購入していた時期がありました。その後、わたしなりに勉強もして、金融商品の知識を得たので、いまの状況のなか、国債を購入しよう、という気持ちはありません。それよりも、経済が低迷している今だからこそ、応援したい企業の株式を購入し、支えていきたい、と思っています。
「金なら出さん!」(みさきママ・静岡・37歳)
日本の国債がとぶように国内で売れたのはとても不思議に思います。いいことだらけのような売り文句は、とても信じられないのが率直な感想です。これって満期の時に日本の経済が壊滅的状態だったらどうやってお金を工面するんでしょう? またわたしたちの税金から? 自分たちで自分たちの首をしめているような感があります。国債の不買で政治家たちに「金なら出さん! 」と国民全体で言ってやったらどうでしょうか。どうやって集めたお金を使って日本の経済を立て直すのか、そのくらいのことを示した上で発売するのが商売のやり方では? だからわたしは買いません。

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