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今週のテーマ会議番号:2697
オバマ米国の『テロとの戦い』、協力したいですか?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
4位
【開催期間】
2009年04月13日より
2009年04月17日まで
円卓会議とは

伊勢崎賢治
プロフィール
講演依頼
このテーマの議長
伊勢崎賢治 東京外国語大学 大学院地域文化研究科 教授
円卓会議議長一覧
「対話」について、具体的な提案を頂きました。 いぬいるかさん。「しぶしぶYES」にしたと言う後で、「�……
議長コメントを全文読む
3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 民間による支援の拡充を (chicof・東京都・パートナー有・40歳)
パキスタンと隣接する中央アジアにおいて「日本は唯一の被爆国であり、かつそれを赦した」という印象があると信じます。大戦後、順調に復興した経緯が「日本をみならえば自分たちも復興できる」と希望を与えられるかも。イスラム世界を侵略したことが無く、その宗教観の低さから、先進国の中で唯一中立の立場で多極化した主張の落ち着き所を見出せるのかも。ですが、昨今の日本の軍備強化の印象が現地でどう捉えられているか…… 民間による支援を拡充できればもっと出来る事がありそう。

yes 市民と市民の対話 (いぬいるか・東京都・パートナー無・48歳)
現時点では協力するしかないと思い、しぶしぶYESにしました。ですが、本当は、日本人の私たちが米国でもないテロ国家でもない「第三者的」な立場で、しかも、国という冠のもとでなく「一市民」として対話をすることによって、和平への道を探ることができるのではないかと思います。テロリストも一市民であり、彼ら彼女らが何を考えているのか知りたい。アフガンの人々がどんな暮らしをしているのか知りたい。インターネットを通じてでも「公開対話集会」みたいなことが出来たら良いと思います。

yes 身の安全を考える (peppermint・東京都・パートナー有・46歳)
テロリストの問題はテレビのニュースの出来事と捉えがちで、その現実を目の当たりにしないと等身大で考えるのは難しいと思います。ただ、オウム真理教による地下鉄サリン事件のような無差別テロは今後も起こりうることで、テロの根底にあるのが貧富の差からくる負の感情であれば、その矛先が日本に向けられないとは限らないと思います。テロ行為は許せないもので(それがいいことになれば自分がいつ殺されるか分からない)自分の身を守るという意味でテロとの戦いを考えることも必要だと思います。

yes 話し合いの姿勢に賛同します (lady・兵庫県・パートナー無・40歳)
武力では、思想の問題は解決しないと思っているので、オバマさんによる、アメリカの方針転換には一縷の希望を抱いています。アメリカと中東間の利権の問題によって起こされたこの戦争は、民族や宗教問題も加わってかなり複雑になっていると思います。日本は宗教も、民族も異なる国です。利権問題から距離を置き、お互いのことを認め合う、二つの文化相互理解への架け橋になれたらと思います。

yes 大人も勉強するべき (大風・富山県パートナー有・)
もっと世界を知り、自分で考えることが必要だと思います。多くの日本人の関心は、芸能人のこと、スポーツのこと、そして自分のこと、ばかりと私は感じます。マスコミの報道も一般受けのするものばかりのように思います。しかし、マスコミが悪い、いや、そのような報道に迎合する人たちが悪い、いや教育が悪い……と批判する前に、自分自身が政治や経済、世界情勢について勉強するべきだと思います。海外のニュースなど、その気になれば情報は手に入るのですから。

yes 銃をバットに!爆弾をボールに! (Coco Bennie・広島県・パートナー無・40歳)
広島で日米元軍人友好ソフトボール大会が開催されました。私は、5日間アテンド通訳を務めました。キャッチフレーズが「銃をバットに! 爆弾をボールに!」でした。今、戦時下でそんなお気楽にスポーツなんかと思われるかもしれませんが、もし、本当にバットやボールに持ち替えて、スポーツで正々堂々と戦ったら、勝ち負けに関係なく双方に残るのは深い友情、そして平和。私は政治に関して決して立派なことは言えませんが、だまされたと思ってスポーツで勝負してみたらいいんじゃないでしょうか。

no なぜテロが発生するか (よっくん・神奈川県・パートナー有・65歳)
「9.11はアメリカとイスラエルが人種差別会議をボイコットした直後に起こり、アメリカの中近東での積年の不公正に対する抗議である。標的のビルもアジア通貨危機を引き起こしてあくどく稼いだアメリカ金融資本の象徴である。神風特攻隊も民族滅亡の危機感から志願者が出た。いわゆる自爆テロもイスラム教徒が相当の危機感を持っているから起こるのである。まずアメリカや西欧が特に中近東での不公正をやめることが先決で、いわゆるテロはこれによりかなり沈静化する。」と私は思う。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
「対話が平和をつくる」という考え方について、どう思いますか?
「対話」について、具体的な提案を頂きました。

いぬいるかさん。「しぶしぶYES」にしたと言う後で、「日本人の私たちが米国でもないテロ国家でもない「第三者的」な立場で、しかも、国という冠のもとでなく『一市民』として対話をすることによって、和平への道を探ることができるのではないかと思います」。そして、「インターネットを通じてでも「公開対話集会」みたいなことが出来たら良いと思います」とのこと。

“テロリスト”の巣となっているのは、アフガニスタン・パキスタン国境の部族地域。最貧困地域です。貧困から抜け出すためにテロに加わる若者が大勢いる。外界を知らず、他宗教の人々とも接したこともなく全くの世間知らず。だから、いとも簡単に過激なメッセージで敵愾心をあおる指導者に取り込まれていってしまう。なんとかここを開きたい。それもエコな電力事業を起こして村を電化しインターネットを普及させれば、テロに向かう真っ赤に火照った彼らの頭を冷やせる……。こんなことが真剣に考えられているのです。
しかし、インターネットは逆にテロリストのネットワークに使われてしまう、と軍事作戦の側から見ると、とんでもないということに。皆さんはどう考えます?

Noと銘打って、よっくんさん。「9.11(同時多発テロ)は、……アメリカの中近東での積年の不公正に対する抗議である。標的のビルも……あくどく稼いだアメリカ金融資本の象徴である。神風特攻隊も民族滅亡の危機感から志願者が出た。いわゆる自爆テロもイスラム教徒が相当の危機感を持っているから起こるのである」。……うー。更に、パレスチナ問題で世界中のイスラム教徒の怒りの矛先のイスラエル。それと切っても切れない縁のアメリカという存在は、イスラムのジハード(聖戦)の根源的な動機となっています。パレスチナ問題が解消すればジハードはなくなるという人もいます。少なくとも教義的な口実がなくなるわけですから、かなり説得力があります。

でも、パレスチナ問題は、私たちが生きている間に解消できるか……。全く自信ありません。それと、僕は今、「平和構築学」というものを専門に大学で教えているのですが、パレスチナに足を踏み入れた時、とてもパレスチナの人々に「平和が大切」なんて言えませんでした。つまり、「抵抗を止めろ」なんて、とても言えない。それが暴力をつかった抵抗であっても。それほどパレスチナの人々が置かれている状況は不条理です。(平和構築学は、抵抗、もしくは革命運動をどう捉えるのか……、僕は真剣に悩んでいます。)

「対話」は、平和構築の常套句ですが、みなさんどうお考えになります?

伊勢崎賢治
東京外国語大学 大学院地域文化研究科 教授
伊勢崎賢治


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