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今週のテーマ会議番号:2559
カタカナ生保、知っていますか?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
2位
【開催期間】
2008年10月13日より
2008年10月17日まで
円卓会議とは

小野瑛子
プロフィール
このテーマの議長
小野瑛子 家計の見直し相談センター
円卓会議議長一覧
生命保険に対する希望をお聞きしたところ、今日も皆さんからさまざまな示唆に富んだご意見が寄せられました……
議長コメントを全文読む
3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 共済の年齢制限 (imagon・東京都・パートナー有・35歳)
生命保険は葬式代と割り切って少なめに、貯蓄性のあるものを一生涯分、収入のあるはずの15年間で払い込む形にしています。また、早くに死んで困るのは子どもたちなので、夫婦がどちらか欠けても何とか1人で子どもを育てられるよう、成人まで養育の足しに月々保険金が貰える掛け捨てのものに加入しています。いずれもカタカナ生保です。足りないのは医療保険で、今のところ共済に魅力を感じていますが高齢になると更新できなくなるので二の足を踏んでいるところです。

yes 営利主義が強い? (白井 直・石川県・パートナー無・29歳)
映画の「シッコ」を見たり、近年の新聞等から、カタカナ保険を不安に感じていました。あれだけ広告が出来るってことは?とも。そもそも保険はなにかあったときのもの。それが大々的にCMしてる現実には違和感も感じます。漢字生保もシッコのアメリカの状況(いろいろ理由をつけて支払わない、病気の方は保険に入れないなど)とあんまり変わらないのかもと思いつつ、(払ってくれると)信じたい私です。生保の疑問では、いつから入るべきでしょうか? 月々いくら位目安に考えればいいのか、結婚してからでよいか知りたいです。

yes 仕組みの分かりやすさ (こぽち・東京都・パートナー有・34歳)
一概には言えないと思いますが、カタカナ生保に対しては、保険システムが明瞭なイメージがあります。10年近く前からカタカナ生保に加入していますが、加入の決め手は喫煙していない場合に保険料が減額できたことや、その当時国内生保にはあまり無かった保険金を、子どもの養育・教育期間に毎月定額で(月収のように)受け取れる仕組みでした。いずれも合理的なシステムだなと考えて加入しました。

yes CMの数が多い (papiol・兵庫県・パートナー有・40歳)
カタカナ生保のイメージは、テレビコマーシャルの数が多く、セールスのアプローチの仕方が、国内生保と違うということ。昼間のドラマのスポンサーの数の多さに驚きます。病歴があっても入れたり、手厚い支払いを強調しますが、そこまでの能力があるのか疑問です。私は生活協同組合の共済を利用しています。

no 必要な保険とは何か (ゆうたんぽん・岩手県・パートナー有・42歳)
私は保険内容を良く理解して加入していません。保険は何を重視する保険かを明確にして欲しいですね。貯蓄、死亡保障、入院保障……私の分かる範囲にも限界がありますが、色んな事を兼ね備える保障は複雑で保険料も高くなります。ましてや私のように年齢が上がるそれなりに高くなりますから。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
生命保険選びの「基本の基本」をおさえておきましょう
生命保険に対する希望をお聞きしたところ、今日も皆さんからさまざまな示唆に富んだご意見が寄せられました。

白井 直さんは映画『シッコ』をごらんになったのですね。私は残念ながらまだ観ていませんが、先進国の中では最悪といわれるアメリカの公的医療制度と民間保険がテーマになっているそうで、ぜひ観たいと思っています。昨日のコメントでもふれましたが、保障の基本は公的社会保障制度です。民間の生命保険や生命共済は、公的な保障制度の不足分を補うものに過ぎません。逆にいえば、生命保険に加入するときは、自分が加入している公的社会保障制度から、どんなときに、どんな保障が受けられるかを知り、その不足分を計算して、民間の保険の保障額を決めるとよいでしょう。

また、公的社会保障制度を守り、より充実させていくための努力も必要ですね。たしかに日本の公的社会保障制度は、年金保険も医療保険も介護保険も危機に瀕していますが、だからといって「もう公的社会保障制度には頼れないから、民間の保険だけに加入しよう」と公的社会保障制度に背を向けるのは間違っていると思います。この件は、また回を改めてお話し合いをしましょう。

現在の社会保障制度を基本に民間保険に加入するときは、昨日もお話した死亡保険、医療保険、年金保険ごとに検討してみてください。

まず、死亡保険。自分に万一のことがあったときの遺族への保障は、国民年金や厚生年金から支払われる遺族年金で補うことができますが、遺族年金だけでは子どもの教育費などに十分とはいえません。そこで、不足する分を民間の死亡保険(定期保険や終身保険)に加入します。imagonさんやこぽちさんが加入なさっている<毎月保険金が支払われる保険>は、定期保険の保険金を分割で受け取る仕組みになっていて、当初はカタカナ生保が扱っていましたが、現在では損保系生保や国内生保などにもあります。ただし国内生保は、その保険だけに加入できる会社は少なく、他の保険との組み合わせになっていますので、このタイプに加入するならカタカナ生保か損保系生保がお勧めです。

医療保険は、公的医療保険の自己負担分を補うのが目的です。現在の自己負担分はかかった医療費の3割(自己負担分が高額になったときは高額療養費制度の払い戻しがある)、さらに差額ベッド代などがかかることもありますので、できれば1日5,000円から10,000円くらい支払われるものに加入するとよいでしょう。ちなみに私は1日12,000円で加入していますが、大病をして何度も入退院を繰り返し、大きな手術を受けたとき、非常にありがたかったです。

年金保険は、国民年金や厚生年金などの公的年金保険の不足分を補うものです。一生涯にわたって年金が支払われる終身年金や、一定期間だけ支払われる確定年金など、さまざまなタイプがあります。ただ、年金保険は保障というより貯蓄に近い性格のものですから、生命保険にこだわらず、預金や投資信託なども含めて利回り重視で選んだほうがよいと思います。

それにつけても思うのは、こうした生命保険選びの基本の基本が、契約者に理解しにくい日本の現状です。これまで生命保険の主流は国内生保や簡易保険、JA共済などがになってきましたが、いずれも死亡保険と医療保険(医療特約)をセットにして販売してきましたし、中には年金保険までセットになっている商品もありました。「貯蓄、死亡保障、入院保障……私の分かる範囲にも限界があります」というゆうたんぽんさんのご意見は、まったくその通り。ごちゃまぜ商品だと、非常に理解しにくいですよね。

私がカタカナ生保を高く評価してきた理由のひとつは、死亡保険、医療保険、年金保険が別々に加入できる仕組みになっていること。全労済や生協などの共済も別々に加入できる仕組みになっています。保険料の安さや保障の厚さも大切な要素ですが、自分のニーズに合った保険に、自分が必要とする保障額を設定して加入することが何よりも大切です。カタカナ生保や共済の台頭によって、日本の生命保険も少しは理解しやすい方向に変わってきたような気がしています。

一方で、私がいま懸念しているのは、papiolさんも指摘なさっている一部のカタカナ生保のCMのあり方です。「病歴があっても加入できます」とか「安い保険料で一生涯の保障をお約束します」とか、美味しい言葉が並んでいますが、必ずしも宣伝文句どおりではありません。生命保険は短時間のCMで商品内容まで説明できるようなものではなく、CMによる誤解も多発しているようです。オーストラリアでは、金融機関のCMはイメージ広告に限定されていて、商品の説明を含むものは禁じられているそうですが、日本にもそうした規制が必要ではないかと思います。

カタカナ生保を中心に生命保険についてお話し合いをしてきましたが、そろそろ終盤に近づいてきました。最後に、ずばり一言、お聞きしましょう。皆さんは生命保険をほんとうに必要としていらっしゃいますか? 不要だと感じていらっしゃる方もいらっしゃいますか? 必要としている方、不要としている方は、それぞれの理由をお話しください。そこから、生命保険本来の姿が見えてくるのではないかと思います。よろしくお願いいたします。

小野瑛子
家計の見直し相談センター
小野瑛子


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国民の9割が何らかの民間保険に入っている
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