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今週のテーマ
会議番号:2342
ポスト京都、日本の役割は大きいと思いますか?
投票結果
91
9
459票
46票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2008年01月07日より
2008年01月11日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
末吉竹二郎 国連環境計画・金融イニシアチブ特別顧問
たくさんの投稿を有難うございました。まずは皆さんから出されたポイントについて、考えてみましょう。 ……
議長コメントを全文読む
1日目までに届いている投稿から...
日本の声が世界に届いてない? (Struppi・海外・パートナー有・35歳)
末吉さんの「国内では日本は世界一の環境技術の国だと誇っています」に驚いてしまいました。初めて聞きました。というのも欧州在住の私が日本が環境技術の国云々という話を殆ど聞かないからです。欧州にはドイツや北欧など環境先進国が多くあるのもあり、日本はそれに対して何もしていない、逆に多くの交通量、ゴミの量などでネガティブなイメージを持たれているような気もします。もっと声を上げ、日本が世界環境改善にどう役に立てるか頑張って世界に発信していって欲しいですね。
技術だけでは片手落ち (Perla・千葉・パートナー無・38歳)
様々な技術を提案すれど、国民一人一人の実行意識が不足している「能書きタレ」が今の日本のイメージと感じます。企業単位で見ると、確かに昨今の環境保護への取組は進歩しているように見えます。しかしそこの社員が毎日コンビニ弁当を愛用、ペットボトルの不適切な投棄、電気を明々と点けて残業・休日出勤し放題では、その会社が真の意味で環境問題に取組んでいるとは言い難いと思います。まず一人一人の行動、その積み重ねが日本国家レベルでの環境対応の実態である、と考えています。
新機関を通して (fenghua・海外・パートナー無・28歳)
7月のG8では省エネ指標作り・政策提言・検証をする国際機関が提案されるとか。お金も技術もあり、しかも今回は議長国である日本ができることは多いと思います。先進的な取り組みを新興国に示し、教えることがその新機関の役割だと思いますが、中でも日本は自国のアピールチャンスでもあると自覚し、すすんで技術提供を行うことが必要だと考えます。それがひいては国内の問題意識向上にも繋がり、よい結果を表すのではと想像します。
生活を見直す (パフィンドーナッツ・埼玉・パートナー有・38歳)
便利な国、日本。それは、環境破壊を伴った発展のお陰だったと思います。優秀な技術力でCo2排出を少なくする家電など発売していますが、これは、ただの企業のパフォーマンスでしかないと思います。やはり、国民の意識により、各自が努力しないことには、ガス排出を減らすことはできません。便利なことは、多量のガス排出を伴います。多少不便でも、「環境を守る」意識が持てるような意識改革が必要だと思います。
国全体のレベルアップが必要 (kimirie・兵庫・パートナー無・37歳)
株価も大幅に下落してスタートした今年、日本の役割をしっかりと理解して、力を発揮していかなければならないと思います。外国の日本株を手放す感、日本の株価が下がり、日本人の個人投資家も離れていく、そう言った中で、企業もサポートが減っていくと、技術を発揮しきれなくなっていき、そこで働く人も苦しくなっていくと言う、悪循環になってきつつあるように思います。大企業はともかく中小企業、零細企業に至っては格差が広がり、いい方向に進めていないのではないかと思います。
アピール下手な日本 (船堀・東京・パートナー有・28歳)
外交同様に日本はアピールがものすごく下手だと、私は感じます。中国のようなしたたかさが日本には足りないと思います。日本ももっと大々的なキャンペーン等を世界に向けて自発的にアピールしてはどうでしょうか? 今年のG8サミットでの福田総理の手腕に大きく期待します。
アメリカの顔色 (BUNBUN01)
他の国の顔色を伺うようなことばかりをしているようではろくな役割は担えないし、逆に二枚舌にも捕らえられかねない、と私は考えます。役割を担うよりもその心配(国際的な信用を失う)の方が大きいと思っています。
2日目の円卓会議の議論は...
2つの危機感
たくさんの投稿を有難うございました。
まずは皆さんから出されたポイントについて、考えてみましょう。
【1】 日本の声が世界に届いていない? アピール下手な日本
欧州駐在の方から「(日本が環境技術先進国であると)初めて聞いた」とのコメント、「やっぱりそうか」です。確かに日本は個々の製品や技術では素晴らしいものをもっていますが、それらの情報の発信力が弱いと思います。
なぜ情報の発進力が弱いのか
、最終商品での品質であればアッピールし易いのでしょうが、工場内での環境技術は外部には出てきませんので情報として伝わりにくいと言う事はあるでしょう。
でも、もっと根本的な原因は
世界と問題意識が共有できていないから
ではないでしょうか。欧州がいま何を問題にしているのか、米国が何を困っているのか、アフリカが何を求めているのか、それらの把握が弱いと思います。これでは的確な情報発信ができないのは当然でしょう。
【2】 技術だけでは……
企業の環境への取り組みがまだまだ表面的、つまり商品や技術のレベルにとどまり、個々の社員一人一人が納得の上で平常的に取り組むまでにはいたっていないとの指摘はその通りだと思います。もちろん企業の中には社員一人一人のレベルでの取り組みが始まっているところもあるのでしょうが、全体としては環境をやらなければ格好がつかないと言ったレベルのところも多いですね。
公害問題であれほど苦しみそしてそれを乗り越えてきた割には温暖化問題への切り替えはまだまだです。他所がやるからうちもやると言った認識が強いですね。
世界の先進企業は
環境をやるのは慈善事業ではなくビジネスとしてやる
、つまり儲かるからやると公言して、コアビジネスで取り組み始めたところが多く出ています。日本企業ももっともっと貪欲に取り組んではどうでしょうか。
少し奇麗事過ぎるのでは?
【3】 新機関を通じて
僕も今朝の新聞で知りました。新機関を作りそこに公平なガイドラインを作らせようと言うのは一つのアイディアですね。
でも、機関が出来たら全て上手く行くかは疑問です。下手をすると議論の場が一つ増えたと言う結果にもなりかねません。
ポスト京都で世界が必要とするのは絶対的な削減量の確保
です。昨日よりも今日、今日よりも明日、GHGの排出量が減ればいいといったことではもう間に合わないのです。いついつまでにこれだけは絶対に減らすと言う数値目標とその実現が不可欠です。
そのためには少なくとも日本を含む先進国は相当の覚悟で減らさねばなりません。
減らすのは大変ですが、実はそのことは困るだけの話ではなく新しいビジネスを作り出すチャンス、新しい雇用を生み出すチャンスなのです
。
欧米ではそんな考えの下で大きな投資やビジネスが既に動き始めているのです。欧米では温暖化対応で雇用を何万人増やすと言った政策提言は多く聞かれますよ。ヒラリー候補がブルーカラー、ホワイトカラーに続くグリーンカラー(環境関連産業で働く人びと)を作ろうと言っているのはご存知ですか?
【4】 生活を見直す
全く同感です。最後は我われ一人一人が自分のライフスタイルを見直すことに行き着きます。現代世代の多くは20世紀型の消費スタイルにどっぷりつかっています。21世紀はその消費のあり方ではダメだと言うことがはっきりしました。はやく新しい生き方を探す事が求められています。
単純化すれば平凡なモノをとっかえひっかえ使うのはもう許されません。量は少なくともいいモノを長く大事に使う時代になる必要があります。遠い外国からの水をありがたくペットボトルで飲む時代は終わりました。日本の水道水は品質も高いのですからそれで充分ではないでしょうか。地産地消の時代です(ただし、フェアートレードは別に考える必要あり)。
それから大事なのは、若い方が早く新しい生き方を作り出す必要があります。いまの大人たちの後を追っていては皆さんの将来はありません。
自分達の将来を自分の手に取り戻すには若い人が大人と全く異なる21世紀型のライフスタイルを見つけ出すことしかありません
。
【5】 国全体のレベルアップが必要
そうですね。やはり国力がないとしっかりした環境対応は取れないと思います。「貧すれば鈍す」になってはいけません。
世界レベルで言えば貧困と環境はコインの裏と表の関係です。日本がいま注意しないといけないのは、コストになるから、経済成長を損なうからという理由で温暖化問題に対応しない事です。対応しないことが後で大きなつけになって帰ってきます。
世界は
行動する事の費用よりも行動しない事の被害が数段大きい
と言って動き始めていえるのです。温暖化対策に取り組むことが次の成長を約束するのではないでしょうか。
【6】 アメリカの顔色
確かにそうです。昨年12月のCOP13でも日本はEU、米国、中国などを結びつける役割と称して自らのコミットメントは打ち出しませんでした。
このハッキリしない日本の態度は世界からブーイング
でした。あるNGOは現地の英字新聞にブッシュ米国大統領、ハーパーカナダ首相と我が福田首相の3人の写真を出して抵抗勢力の代表として非難しました。
日本は世界でGDP第2位、しかも技術、資金、人材などで世界に貢献できる数少ない国です。
その日本はエネルギー、原材料、食糧、工場、マーケットなどなどで世界におんぶに抱っこです。
その世界が困る事は日本が困る事です。
とすれば日本は自らのためにも自分の持てる力を駆使してもっともっと真剣に温暖化問題で世界に貢献すべきではないでしょうか。
最後に、僕はいま
「2つの危機感」
を持ってこの問題に取り組んでいます。
最初の危機感は、温暖化そのもの
です。IPCCの報告書を待つまでもなく地球はいま危機に直面しています。
そしてもう一つの危機感は
日本及び日本の危機感の薄さに対する危機感
です。
僕はよく言うのですが、一匹のアザラシが迷い込んだ所、日本人の多くはわっと押しかけました。タマちゃんのニックネームをやり、それが死んだら多くの人が泣きました。
それはそれでいいのですが、
いま世界では多くの生態系が絶滅の危機に瀕しています
。例えば、獲物を探して200kmも海を泳ぎ力尽きて溺死した北極熊の母親には誰一人として涙を見せません。彼らの子どもが1歳以上になる確率が50%を切り、遠からず絶滅するのではと危惧されているのにです。いや、遠い世界の話だけではありません。
日本列島の足もとでも危機が忍び寄っています。ある漁師さんから聞いた話です。「もう分からん」と。何が分からないかというと漁に出ても魚が取れるのか、取れるとしても何の魚が取れるのかさっぱり分からなくなったと言うのです。これが日本近海の現実です。
日本の我われはもっともっと危機感を募らせる必要があるのではないでしょうか。
でないと世界と一緒に議論もできません。皆さん、どう思いますか?
末吉竹二郎
国連環境計画・金融イニシアチブ特別顧問
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