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今週のテーマ
会議番号:2305
警察・検察の取り調べ、全面的な「可視化」に賛成?
投票結果
73
27
598票
218票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2007年11月05日より
2007年11月09日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
江川紹子 フリージャーナリスト
ちょっと堅いテーマでしたが、最後までおつきあいくださり、ありがとうございます。今日掲載されている皆さ……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
自信ありません (jugon・東京パートナー無・)
「密室・拘束・圧力」という状況の中で追い込まれた体験があるからです。随分前のことで、取り調べではなくマインドコントロールみたいなことでしたが、わずか2日間で「堕ち」ました。普段自分は決して弱い人間ではないと思っていても、極限状況に追い込まれるとどうなるかわかったものじゃありません。だから、「やっていません」と言い続ける自信はないです。
思い出しました (luckysun・東京・51歳)
「やっていない」といい続ける自信ありません。江川さんの文章を読んでいて、かつて警察の取り調べを受け早く帰りたい一心で事実と異なる自分に不利なことを認めたことを思い出しました。強い意志を貫くのは簡単ではありません。
見せるならすべてを (マグノリア・アメリカ・パートナー無・45歳)
“可視化"するならすべて見せなければ警察がどこで自分たちに有利なように“編集”したかわかりません。テレビのドラマを観てたってやくざの脅しみたいな取り調べが多いのだから、長時間の取り調べで頭が朦朧として何を言ったか覚えていないような自白をする人がいてもまったくおかしくないです。
否認を続けるのは無理 (ぱーと救急医・千葉・パートナー有・34歳)
「お前が悪い」といい続けられたら、いつか「そうです」と言ってしまうかな、と思うことがあります。医療の現場では、「訴えてやる!」と脅されることが本当に多くあります。こちらに落ち度はない、と確信があっても、何人もに囲まれ、「なんで!なんで!なんで!」「お前が悪いんだろう」と責められたら、「もしかしたら他に方法があったかも?」とありえない考えが浮かぶことはありますよ。人間はそんなに強くない。
5日目の円卓会議の議論は...
可視化で捜査の実態を知る
ちょっと堅いテーマでしたが、最後までおつきあいくださり、ありがとうございます。
今日掲載されている皆さんのご意見が、本質的な部分を語り尽くしているような気がします。
人間って、そんなに強くないんですよね。
本人の資質に加えて、家族の支えや優秀な弁護士などの環境が整ったときに、長期間の拘束に耐えて真実を貫く人もまれにいます。その一方で、私が取材した中には、逮捕もされていない、「任意」の取り調べの段階で、やってもいない殺人の容疑を認めてしまった男性もいます。
妻と中学生の息子との3人暮らしで、朝起きてみたら妻が布団で死んでいた、というケースでした。その妻は重い心臓病で、発作が起きてなくなったようですが、解剖医の早とちりで殺人事件と思いこんだ警察が、男性を「任意」で厳しく取り調べました。
男性が否認をしていると、「お前でなければ、息子ということになる。息子を厳しく調べるぞ」と迫られ、「私だ」と言ってしまい、殺人犯とされたのでした。この事件が、弁護士たちのがんばりで、1審で無罪が確定したのは、不幸中の幸いと言うべきでしょう。
刑事手続きのルールは、格別に精神的に強い人や環境が恵まれた人ではなく、こんなふうに普通の人、あるいはどちらかというと気持ちが弱い人を基準に作られています。しかし、実際にはどうでしょうか。
たとえば、「任意」とは「自由意思で」という意味ですが、この男性がされたように、実際には断ることはできず、途中で退席もできません。逮捕もされていないのに、「任意」の自白を「強制」されるという、まったく矛盾する状態が捜査の現場では行われています。取り調べの全面的な可視化は、こうした
ルール違反をチェックするためにも役に立つ
でしょう。
無理な取り調べが横行するのは、裁判所にも責任があります。被告人が「自白を強要された」「言ってもいないことを書かれた」と主張しても、たいてい自白調書は証拠採用され、有罪の重要な証拠として扱われます。
それで、捜査機関は多少の無理をしてでも、有罪判決を得やすい形での自白を取りたがるのです。裁判所がもう少し慎重な判断をするようになれば、捜査のやり方も変わるのではないでしょうか。可視化で捜査の実態を知ることで、裁判所の対応を変えるきっかけにもなるのではないかと、私は期待しています。
確かに、捜査機関が望むような自白は取りにくくなるかもしれませんが、DNA鑑定などの科学的な捜査手法の進歩や、警察が信頼を回復することで
市民の協力を得やすくする
ことなどの努力で補えないでしょうか。
ともかく一度やってみて、もし問題があれば改める、というふうにしたらどうでしょう。
可視化を巡る議論。しばらく続きそうですから、これからも注目してくださいね。
江川紹子
フリージャーナリスト
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