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今週のテーマ会議番号:2236
「犯罪にはもっと厳罰を」に賛成?
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3日目/5日間
働く人の円卓会議
1位
【開催期間】
2007年08月20日より
2007年08月24日まで
円卓会議とは

江川紹子
プロフィール
このテーマの議長
江川紹子 フリージャーナリスト
円卓会議議長一覧
脳みそも溶けそうな猛暑の中、こういう硬いテーマにもかからわず、中身の濃い投稿をいっぱいいただきました……
議長コメントを全文読む
2日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 目には目を、歯には歯を (Perla・千葉・パートナー無・38歳)
あまり良い表現ではないかも知れませんが、「目には目を、歯には歯を」と思います。人の命を奪うという行為は、人が生きる権利を奪うことです。そうした罪を犯した者に対しては、それに相応する罰を科し自らの罪を償わせるべきであり、最小限の人権を保障するという意味に捉え得る終身刑を適用することには被害者の家族の心情を考慮しても、また理論的にも反対です。

yes 基本的にはYESです (いまいくん・埼玉・44歳)
人の一生を台無しにしてしまうような犯罪を犯した者が、数年で社会に復帰できてしまうのは、やはり納得できませんね。相応の償いをしているとはとても思えない事例を目の当たりにすると、法律の限界を感じざるを得ません。また今日の「お題」に関してですが、現在の死刑と無期懲役の間の距離が大きすぎると感じているので、ちょうどその中間にあたる終身刑の導入には賛成です。ただ税負担の問題など、越えなければならない壁は高いとは思いますけどね。

yes 経済的なバランスを…… (ままごん・京都・パートナー有・46歳)
無期懲役にしても終身刑にしても加害者を更生させるにしても全てが税金でまかなわれている、それに比べて被害者の支援にかけられるお金があまりにも少ない現実に納得出来ません。加害者更生の為に専門家が税金で就く、被害者及び家族のケアのほとんどは自費。量刑のバランスと共に加害者、被害者への経済的なバランスを考えるべきではないでしょうか。

yes 厳罰化はやむなし (StraySheep・茨城・パートナー有・39歳)
現状で日本には「終身刑」がありません。勘違いされることが多いですが、「無期懲役」は単に「期限を定めない有期刑」です。また、アメリカのように州法で裁いて、刑期が累積されるというような仕組みもなく、最高刑での有期懲役に上限が設けられています(確か15年) これでは、加害者には有利であるものの被害者には不利益でしかありません。もし、「厳罰化=死刑」に問題があるというのであれば、「有期刑の累積」を法制化して、犯罪ごとの有期刑を積み上げる必要があると思います。

yes 懲役年数の算定 (Lancer・東京・パートナー有・33歳)
「無期懲役」というと「いずれ出所する」というイメージがあります。これだと遺族はやりきれないと思います。海外だと「懲役200年」とかあると思います。こちらの方が出所できないことが明確でいいと思います。日本の「死刑」または「無期懲役=いずれ出所する」の二者ではなく、「死刑」または懲役年数を積み上げるという方法の方が「出てこない」と確信が持てて良いと思います。

no 出てこられない終身刑を (syura・神奈川・パートナー有・46歳)
少年の犯罪はセンセーショナルに扱われますので、増加していると思われがちですが、私はむしろ、老年層の犯罪が増加していると思います。それも、食べ物を買えなくて無銭飲食をするなどの。日本は身寄りの無い経済的にも裕福でないご老人が一人で生活するのには向いた国ではありません。被害者の救済措置と、老人犯罪に関する政策を求めます。また、若年層の犯罪は報道自粛と厚生に焦点を当てた対策を、そして死刑廃止の変わりに出てこられない終身刑を作ってほしいです。

no 自給自足の終身刑 (worldy・兵庫・パートナー有・37歳)
私は、厳罰化は、反対です。厳罰化しても遺族はその時だけの事だし、被害者の人の心や(もし殺人なら本人が)元に戻るとは思いません。だから、終身刑がベストだと思います。日本みたいに甘くない終身刑。自給自足で一生出る事の出来ない終身刑。日本の無期懲役は、甘いのです。大抵10何年で出所できます。私は、自給自足の終身刑を提唱します。

no 投稿にもある無期懲役の誤解 (プリント用・東京)
無期懲役刑の受刑者が仮釈放されるまでの平均年数は20年強のはず。刑法では10年以上経過すれば仮釈放可とあるからか、マスコミの論調は「すぐ出られる」という趣旨のものが多く、事実より感情を流すことで危機感を煽り、厳罰化の世論を作り出しているように感じます。年老いて出所した後はどうなるんでしょう? 自活生活していけるのでしょうか? できなくて、刑務所に戻りたくなって罪を犯すということはないのでしょうか? だとすれば「社会の秩序や安全を保つ」ことになっていないと思います。
3日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
終身刑が容易でない、これだけの理由
脳みそも溶けそうな猛暑の中、こういう硬いテーマにもかからわず、中身の濃い投稿をいっぱいいただきました。“サーベイ初体験”の私は、参加者の皆さんの意識の高さに、背筋が伸びる思いです。

無期懲役というと、10数年で出所するイメージがあるようですね。実際、以前はそうでした。1974年頃までは、毎年40〜60人の無期懲役囚が仮釈放され、服役期間は7、8割が懲役16年以内。ところが、その後仮釈放許可が激減し、服役期間も長期化しています。仮釈放許可数は、2004年が8人、2005年が3人で、いずれも20年以上の服役を済ませた人たちでした。

私が刑務所を取材した時、50年ほど刑務所にいる人がいました。戦後の混乱期の事件で無期懲役の判決を受けたのですが、脳梅毒が悪化して医療刑務所へ。病気のため仮釈放の恩恵を受けられないまま80歳代となり、食事も排泄も自力ではできず、刑務官や看護師の介護が必要。このまま刑務所で最期を迎えるしかなく、事実上の終身刑です。

見ていて、さすがに切ない気持ちがわくと同時に、経済的な問題も考えさせられました。刑務所では、受刑者一人当たり年間280万円ほどの経費がかかります。特に医療刑務所では、看護師や医師がケアをしますし、薬代などの費用もすべて国が負担します。終身刑を導入すれば、高齢受刑者が増え、国民の負担がますます増えることを覚悟しなければなりません。

刑務所は、今でも定員を超える過剰収容で、受刑者に対応する刑務官にしわ寄せがいっています。現場は人手が足りず、年に一日も年休がとれない刑務官も少なくありません。これ以上刑期が長期化し、終身刑が導入されたらどうなるのでしょう。かといって、刑務官を増やせば人件費がかさみます。

受刑者にとって無期懲役と終身刑の一番大きな違いは、希望の有無です。受刑期間が長期化したとはいえ、無期刑には外に出られる希望があります。仮釈放という目標が、まじめに服役する動機になっています。その希望を失えば、投げやりになって、刑務所内での労役も行わず、刑務官の指示にも従わず、問題を起こす人が増えて刑務所が混乱するではないか、という心配する人もいます。

確かに、死刑と無期懲役の間はあまりに大きく、終身刑導入はよい案に思えるのですが、予算や人員、施設などの問題を考えると、簡単ではないなと、考え込んでしまうのです。

ところで、今回のテーマに関しては、「少年事件が増えているのに、少年法は甘すぎる」という意見もいただいています。では、凶悪事件を犯した未成年の場合、何歳から刑務所に入れたらいいでしょうか。また、死刑や無期懲役といった重罰は、何歳以上から科されるべきと思いますか。

江川紹子
フリージャーナリスト
江川紹子


関連参考情報
■ 「「飲酒運転、減らす方法はありますか?」」
厳罰化で減らせますか? 2006年 藤田正美さんサーベイ
■ 「「裁判員制度」とは?」
解決!池上彰のニュースの疑問 第56回
■ 「「犯罪加害者の情報、広く公開して欲しい」」
2003/6/2(月) - 2003/6/6(金) 志賀こず江さんサーベイ
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