イー・ウーマン鈴木由紀子さん病気予防のためにしていることがありますか？

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会議番号:2217

病気予防のためにしていることがありますか？

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【開催期間】
2007年07月16日より
2007年07月20日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

鈴木由紀子　鍼灸師・医学博士

今日は今までの投稿から、質問にお答えしていきましょう。 Perlaさんは「腎」に何か異常をきたしている�……

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3日目までに届いている投稿から...

病気ではないですが…… (Perla・千葉・パートナー無・37歳)

今日のコメントを拝読し、はっとしました。病気ではないのですが、最近傍から見ても分かるほどに白髪が激増し悩んでおりました。これはもしかして、髪の毛を育てている「腎」に何かしらの異常を来たしているからでしょうか？　病気予防と同様の観点で、進行を食い止める方法はないものでしょうか。

納得しました（白髪にびっくり） (とらのこ・神奈川・パートナー有・33歳)

数年前、家族が緊急入院、危篤状態となり、大変心配しました。数日のうちに自分に白髪が数本出ているのを見つけ驚きました。今日の鈴木キャスターのコメントを拝見し内因によるものと納得しました。また現在、鍼灸に定期的に行っています。毎回、先生が脈を診るのですが、自覚症状が全くないとき「風邪引いてません？」と言われ、背中のあたりに灸をすえられ帰宅後もしばらく暖めるようアドバイスされ事なきを得ました。汗をかいた後冷房にあたったのがいけなかったようです。その時鍼灸ってすごい、と思いました。

水を飲むのは正しい？ (ギエム・東京・パートナー無・49歳)

健康のために水を沢山飲みましょうという意見を良く聞きます、が、私の場合、どうもそれが体の浮腫みや冷えに繋がっているような気がしてなりません。かなり無理をしてのんでいた頃もあったのですが、最近は自然に任せるままにしています。そうすると本当は一日にペットボトル一本も必要としないのです。（2本は無理して飲んでいました。）自分にあっていると思うのはお風呂です。とにかく1時間睡眠時間が減ってもお風呂でゆっくり温まるほうが疲れが取れてストレスも緩和されます。

ストレスの上手な発散 (目指せ！コンサルできるライター・東京・パートナー有・40歳)

病気の原因はストレスが主だと考えています。子供を生む前は、ストレスの発散といえばお酒を飲みに行くこと、買い物に行くことくらい。心の状態は一瞬良くなる気がするのですが体の健康には良くないようで、結局からだの調子が悪いとストレスはたまりやすくなり、また発散のために体を壊す……　という悪循環に陥っていました。今は週に２回のジム通いで心のもやもやをすっきりさせています。何かを摂取するより心身ともにリフレッシュしています。

自分に正直に (松蔵・海外・パートナー有・38歳)

全ての病気の原因は心のあり方に起因すると思います。心が元気なら体の調子を崩しても自分の体のメカニズムが正常に働き元通りにすると思います。逆に心が病むと健康であったはずの体に様々な病気の症状が現れてきます。だから健康な心を保つのは全ての病気の予防につながると思います。どうすれば健康な心を持ち続けらるのか。まず自分に正直に、（欲望に振舞わされるという意味ではなく、本来もっている心の善の部分に焦点をあわせる）そして周りに感謝して生きることが大切だと私は思います。

低血圧と低体温 (crysanthemum・東京・パートナー無・36歳)

病気にはなりたくないので、気にはしているのですが何をしたらよいのか具体的にわからないのです。しかも情報が氾濫していてどれが自分に必要なことなのかもわからずとりあえず話題になることはチェックはしている状況ではいるのですが。「これは！」というものがあれば是非ご紹介いただきたいです。今は低血圧と低体温を上げて病気予防したい状況です。

4日目の円卓会議の議論は...

「ヒトの一生を支配する臓器」

今日は今までの投稿から、質問にお答えしていきましょう。

Perlaさんは「腎」に何か異常をきたしているのではと心配されていますが、ここで「腎」について少しお話ししたいと思います。腎というと腎臓とお考えになる方も多いと思いますが、東洋医学では現代医学的な腎臓の機能（体液の調節）と生命そのものを貯蔵する（精を蔵す）機能を併せ持っていると考えます。

この精とは「先天の気」ともいわれ、人が生まれつきもっている生命エネルギーのことです。人の成長や老化などは腎精の充実の度合いに左右されるもので、腎は人の一生を支配している臓器とも言えます。腎精の衰えは夜間尿が増えたり、足腰のだるさや腰痛、息切れ、疲労感、視力低下、不眠、寝汗、月経量の減少、耳鳴り、白髪などの症状を引き起こします。

Perlaさんは白髪の他にこれらの症状がおありでしょうか?　もし心当たりがあったら、腎虚証といえます。鍼灸院か漢方薬の専門医を受診される良いと思いますが、身体を冷やさないことと色の黒い物を食べることをお勧めします。腎を養うには黒い物が良いとされているからです。

とらのこさんは定期的に鍼灸院に通っておられるとのこと、もう腎虚証ではないでしょう。ギエムさんもやはりあまり腎の機能が良い方ではないと思います。水は身体を冷やします。たくさん飲んで飲んだ分だけ排泄できれば問題ないのですが、腎機能が衰えていると排泄がうまくいかず、むくみや冷えにつながります。

お風呂で身体を温めることが腎を養うことに繋がっているのでしょう。一日にペットボトル2本の水を飲むことが良いとする栄養学もあるようですが、これはすべての人に当てはまるとは限りません。

目指せ！コンサルできるライターさん、松蔵さん、そして昨日のやまちょこさんはストレスや心のあり方が病気と深い関係にあるとおっしゃっています。そのとおりで東洋医学でも五臓と心の関係を深くとらえて説明しています。一部は内因のところでお話ししたとおりです。

crysanthemumさんの低血圧、低体温はいつごろから始まったのでしょうか? 今はお一人暮らしでしょうか？　お仕事はどんなことをしていらっしゃるのでしょう? 最近、低血圧・低体温の女性が増えています。これは夜更かしや不規則で栄養バランスの悪い食事、シャワーのみでバスタブに入らない、生足・薄着、冷房の効いた部屋での生活などが原因とされています。

冷たい飲み物や食べ物を控えて、夜はお風呂に入って早めに休む、毎朝定時に起きてストレッチなど身体を動かし、朝食をきちんと摂ることが大切です。だるいからといってダラダラしていると、交感神経がいつまでたっても緊張してこないので、血圧も上がらず、血液の巡りも悪いので体温も上がりません。

以上のことに当てはまらなかったらごめんなさい。その時は東洋医学の専門家にちょっと手助けをお願いしてください。

さて火曜日の投稿で「美術館の午後」さんが血の巡りが悪いことが気の原因になるとおっしゃっていました。実際に血の巡りが悪くて病気になったと思われる体験をお持ちの方、ぜひ体験をお聞かせください。

鈴木由紀子
鍼灸師・医学博士


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