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今週のテーマ会議番号:2212
心療内科と精神科の違い、知りたいですか?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
2位
【開催期間】
2007年07月09日より
2007年07月13日まで
円卓会議とは

古荘純一
プロフィール
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
円卓会議議長一覧
子どものメンタルヘルスの現況について、思いつくことを述べてみます。医療の問題としては、診療科の問題が……
議長コメントを全文読む
3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 難しい医者探し (Urara・東京・パートナー有・48歳)
息子が強迫性障害で医者を渡り歩きました。まず、病名がわからず、ネットを頼りに調べ、近くの病院をあたりました。長期通うことを考えて近くの精神科にかかりましたが効果がなく、電話をかけまくった末に紹介してもらった国立病院に行きましたが「君のような病気の人がくるところではない」と言われて大変ショックを受けました。精神的な疾患だけに、これぞという決め手がなく、過度の投薬も心配でした。カウンセリングなどの助けを借りて3年経ちだいぶ回復しましたが、つらい思い出です。

yes 周りの大人が気遣う努力を (ayanon05・東京・パートナー有・24歳)
私は現在、情緒不安定になり会社を休んでいます。思春期にも同様の症状がありましたが、「それが普通なんだろう」と思っていました。そのため当時は誰にも相談できず無理に学校に通っていましたが、大学に入学し初めて『普通(健康)じゃない』と気づいた次第です。今回は上司に相談し、会社から紹介された産業医のカウンセリングと外部の心療内科に通っています。私の場合のように、本人もよく分かっていない事も多いので、繰り返さないためにも周囲の早めのケアが必要になると思います。

yes 多数の診療科名を掲げる医師 (abovo・北海道・パートナー有・42歳)
パートナーが現在通院中です。医師は脳神経外科ご出身のようで、診療内容に心療内科と精神科の両方があります。火曜の回答を読んで違いは理解しましたが、医師側が多数の科を掲げている場合、どの分野に強いのか不安があります。また知人の子(中2)がやはりうつですが、病院を変えようとしています。思春期外来に力を入れているところと聞いていたので驚いています。じっくり取り組むべき病気なのにすぐに結果が出ないといって他へ移る親の姿勢はいかがなものでしょうか。

yes 子ども心を傷つけない方法は? (hk・愛知パートナー有・)
高校生の娘のことで悩んでいます。月に数回腹痛で学校を休みます。かかりつけの内科医(胃腸科が専門)からは、内科的な疾患はないので、心療内科の領域だから、そちらへ行くように言われています。市内にはメンタルクリニックと称する心療内科が一軒あるのですが、「こどもの心のクリニック」などと看板に書いてあり、娘は「あそこは不登校の子がいくところで、自分はそんなふうに見られたくない」と頑強に拒否します。狭い町で難しいところです。

yes 家族も受診 (ゆらりん・東京・パートナー有・41歳)
身内がうつ病で病院に通っていたことがあります。その時に感じたのは、初回は家族への話もあったのですが、2回目以降は家族への話や説明の時間を取って頂きにくかったのがとても残念でした。家族だけで説明を聞きたいと思っても、予約で後が詰まっている影響で話もできない状況でした。精神的な病気は、家族も含めての問題だと思っていただけに、家族が蚊帳の外にされたのはとても残念でした。また、薬の説明も、家族に対しても必要だと感じました。

yes まさに直面していること (どろまり・神奈川・パートナー無・54歳)
息子のお嫁サンが拒食症で鬱っぽくなっていて、今家族で病院に相談した方がいいのではと悩んでいるところです。昨年9月に出産し、子どものこともあるので深刻です。中学生の時から知っていた子なのですが、とにかく痩せたいからと食べない。温泉などに連れていって気分がいいと少し食べるけど、すぐに罪悪感で吐いてしまう。我が家はみんな大食いなので余計プレッシャーなのかな。病院を進めるにも何科を選んだらいいのか、どう本人に言ったらいいのか悩んでいます。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
学校も子どものメンタルヘルスの一端を担って欲しい
子どものメンタルヘルスの現況について、思いつくことを述べてみます。医療の問題としては、診療科の問題があります。子どものメンタルヘルスは主として、小児科医か精神科医が診療を担当します。小児科、精神科どちらの知識も必要ですが、診察する医師は、原則として小児科か精神神経科どちらか一方の専門医を取得することになります。

そうすると小児科に属しながら精神科の研修、あるいはその逆が必要になりますが、その相互研修のシステムが未整備です。また専門医の絶対数不足も顕著であり、診察の予約が1年以上先という事態も生じています。

受診する立場での問題として、やっとの思いで受診にこぎ着けたのに、一般の小児科では診察が出来ないこともあります。一方で子どもを「精神科」に受診させることは、抵抗があると言えましょう。最近「心の診療部」「心理相談」などの名称で、受診をしやすいような努力がなされていますが、そこにおいても専門性の偏りがあり、臨床心理士が中心で話を聞くことになるなど受診する方のニーズに合わないこともあります。

もう一つの問題は、子ども自身が頑なに受診を拒む場合です。昨年9月にサーベイ「うつや不安とうつ病の違い分かりますか?」のまとめで少し触れましたが、身体症状が強い、人格が変わったように思える状況であれば、ご家族だけでも精神科に相談されることをお勧めします
 
学校は子どものメンタルヘルスに気づきやすい場所とも言えます。学校関係者以外に、学校医とスクールカウンセラーが担当しますが、それが十分に機能していないのが現状です。学校医は、学校の中の健康診断等をあわただしくこなすことが精一杯であり、また専門が耳鼻科、眼科、整形外科などいろいろな科の医師が担当しています。専門とする科で差別するわけではありませんが、こころの問題の対応は困難です。

一方スクールカウンセラーは、こころの問題の専門家としての位置づけですが、臨床経験が豊富であっても、身体症状の相談は専門外です。心の問題と身体の問題は密接に関係しています。そうするとどうしてもスクールカウンセラーと医師とが密接に関わる必要がありますが医療との連携が不十分と思います。

いただいた文章を拝見すると、どこに相談に行けばいいのかを知りたい、現在悩んでいるところだ、選択の余地がない、等皆さん相当苦労されているようですね。明日は、診療する側、診察を受ける側、それぞれの工夫すべき点について触れたいと思います。医療がこうあって欲しいというご意見に加えて、受診する立場として何か留意すること、そのような経験がありましたら、ご意見を下さい

古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
古荘純一


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