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今週のテーマ
会議番号:2100
スポーツは、自分でするより観る方が好き!
投票結果
45
55
396票
489票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2007年02月19日より
2007年02月23日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
若林邦彦 『報道ステーション』チーフディレクター
プロ野球、マラソン、競馬、大学サッカー、と書いてきて、ほかにもいろいろあったなあ、と思いつつ、もう最……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
最近興味があるのは…… (kiitos・東京・32歳)
最近、興味があるのがアメフトです。元アメフト選手の知り合いができて以来、アメフトの試合を見るようになりました。正直、まだまだルールやその面白さはわかりませんが、キックオフやボールに向かってチームが一丸となっている姿は、自分の人生とかと重ねあわせたりして……楽しんでいます。
スポーツも芸術だ! (miyayoda・東京・パートナー有・31歳)
ワールドカップやヨーロッパ選手権など、有名な選手が技を競い合って、すばらしいプレーや集中力を見るのが好きです。スポーツも映画とかドラマみたいな感覚で見れるからです。自分には、できません。ビール片手に応援。だから、断然見るのが好きです。
どきどき感がたまらない (meg助・栃木)
自分でやるのも好きですが準備とか時間とかの関係でもっぱら観る側です。テレビでの観戦はサービス満点なのですが、視点が偏り勝ち。おかげで単純に楽しめますが。実際に観にいくと、感情移入しすぎてはらはら感が上回り、胃が痛くなります(笑)。応援してる人(チーム)が負けてばかりでもやっぱり次こそは!と注目してしまいます。あ、たとえ相手側でもすばらしいプレイには惜しみなく賞賛を送っています。
観てるだけなのに感動するのは (ハルミン・東京・パートナー有・30歳)
スポーツ観戦はお金を払ってプロの超人プレーを拝みに行くもの、と思っていましたが、若林さんや皆さんのコメントを読んで、必ずしも上手いから観にいくのではないのだなと気づきました。以前、細川佳代子さんがスペシャルオリンピックスでの選手たちのプレーがいかに素晴らしいかお話しされていたことも思い出しました。誰かが自分の100%に挑戦している姿が、観ている人の感動を呼ぶのかなと思います。
やらないと気がすまない (matissee・兵庫・パートナー有・44歳)
多分、スポーツは結構何でもしてしまうので、じっと観ているのが苦痛でないのは、ウィンブルドンくらい?野球も甲子園まで10分という距離ながら、その昔、観戦中に退屈して帰って以来、足を向けていませんし、子供の水泳教室も外でじっと見ているくらいなら、私も泳いでしまうし、何でもやらないと気がすまないんでしょうね。
やらなくちゃ、判らない! (タッキー5号・千葉・パートナー無・38歳)
タイトル通りで、スポーツ全般は、経験してみなければ、選手の「苦しさ」や、怪我。そして、それを乗り越えた喜び。そんなのが、ない交ぜになっているからこそ、(終局は他人の自己満足の)中継も見る気になるものだと思うのです。
観方のコツが分からない…… (tamao1867・福岡・パートナー無・28歳)
いまいち、スポーツを見て面白い! と思ったことがないですし、ほとんど観戦したこともありません。自分自身はテニスをやっていたことはありますが、テニスを観るのもそれほど好きではないし……。ワールドカップやオリンピックのときも、それほど盛り上がりませんし、お祭り騒ぎを強要されているようで好きになれないです。
5日目の円卓会議の議論は...
「スポーツをやろう、スポーツを観よう、スポーツを読もう」
プロ野球、マラソン、競馬、大学サッカー、と書いてきて、ほかにもいろいろあったなあ、と思いつつ、もう最終回、ということになりました。
水泳の話
(泳いだ選手が着替えてすぐ近くの観客席にやって来て、同じクラブの選手を大声で応援したりしている)とか、
ラグビーの話
(隅っこのスタンドで見ると対角線の遠い方でモールとかラックとかやってると、何をやっているのかほとんど何もわからない)とか、
体操の話
(いろんな場所で同時進行的に競技が行われていて、一体どこを見ればいいのか全くわからない)とか、
テニスの話
(ボールが行きかう間、みんなボールの方向に首を振って息をつめてゲームを凝視し、ポイントが決まると全員の息を吐く音が聞こえる)とか、
高校野球の話
(実は僕自身が高校球児なもので、語ることは実はいろいろあったのです)とか、そんな積み残しのスポーツ観戦体験記を書けないのがちょっと名残惜しいのですが、最後の今日は、やるでもない、観るでもない、
「読む」という話
をしたいと思います。
つまり文章に書かれたスポーツですね。
僕たちには、全てのスポーツを自分でするはできないし、全てのスポーツの瞬間を目にすることも不可能なわけです。そんな時、
スポーツに関する文章を読むことは、自分とは違うスポーツに対する感じ方を発見したりすること
になります。優れたスポーツ批評を読むことは、下手な哲学書を読むよりもよっぽど意義のある、楽しい幸福な時を提供してくれることになります。
新聞のスポーツ欄やスポーツ新聞の記事を読むことも、その時その時のスポーツを心の中でスローリプレイしているようなものですが、確かな目を持った人たちの練られた文章は、僕らに新しいスポーツの地平を切り開いてくれる。
それでですね、ここから急に
お薦め本のコーナー
になります。
昨日もお伝えした通り、
沢木耕太郎
さんの観たスポーツ世界というのは、独特の視点が一貫してぶれることなく、
人間そのものにきっちりピントが合っている
。きわめて個人的スポーツ観戦体験なんだけれど、だからこそそれが面白いのです。沢木さんはオリンピックとワールドカップ2連発でいきましょう。
「冠(コロナ)オリンピックゲームス」
朝日新聞社 1600円
「杯(カップ) 緑の海へ」
新潮文庫 620円
「コロナ」はアトランタオリンピックの話で、「カップ」は日韓共催のワールドカップの話ですね。
オリンピックというのは
、お祭りとしても面白いものですけれど、
人間の営みが、競技というものの中にとても典型的に現出する場、という感じ
がありますね。
で、アトランタの次はシドニー。ということで、次はこれ。
村上春樹「Sydney!」
文芸春秋社 1700円
(もう文庫でも出ているようですね。「コアラ純情編」と「ワラビ―熱血編」の2冊で。)
あまり説明の必要もない村上春樹ワールド全開のシドニーオリンピック体験日記ですね。沢木さんと全く違った意味で面白い。まあ読んでみてください。
アトランタ、シドニー、とくるとアテネです。アテネはこれがお薦めです。本じゃなくてインターネットです。
ほぼ日刊いとい新聞 「昨夜、オレは観た!」
のコーナー
そして続けて冬季オリンピックのトリノも。
ほぼ日刊いとい新聞 「観たぞ、トリノオリンピック!」
のコーナー
これ、いいですよ。同時進行で読まないと良さがわからないですけれどね。ふつうの人がメールで
私はオリンピックのここに感動しました
、とか、
こんな変てこなことがありました
、とか、
こんな競技でこんなものを観てしまった
、とか、
テレビを見ていた一般ピープルのメールを集めたコーナー
です。
それを取り仕切るいとい新聞スタッフのの永田さんという方の優しさがとってもいいんですよね。北京オリンピックが始まったらぜひ皆さんも楽しんでください。
トップスポーツはやるのも批評するのもプロフェッショナルの人のもの、という概念がぶち壊れます
から。
そうそう、これでいいんだよ、こういうふうにわいわいやるのが楽しいんだよ、ということが本当によくわかります。
それでですね、
きょう一番薦めたかったのは
、実はフィクションの中のスポーツなのです。これはまた全然違ったスポーツ体験です。
数あるスポーツ小説の中で、僕は今まで
森絵都 「DIVE!!」
上下巻 角川文庫 各580円
がもっとも面白い
スポーツ青春小説
だと思い続けてきました。
「バッテリー」
ファンの皆さんには申し訳ないですが。僕は野球をずっとやってきたので野球ものには少々点数が辛いのかもしれません。あと、「
『SLAM DUNK』
はどうなんだ!」という方もいるでしょうが、確かにこれも素晴らしい。
「巨人の星」
も
「あしたのジョー」
も
「ドカベン」
もありますけれど、でも今回は漫画ははずしておきましょう。
「DIVE!!」は高飛び込みの小説ですからね、種目は地味ですけれどね、すごくいいんですよ。ところが、その「DIVE!!」を超えたか、と思わせる小説が去年出てきました。
まあいろいろなところで評判になってますし、直木賞の候補作にもなったので、読んだ方もたくさんいるかと思いますが、それは
佐藤多佳子 「一瞬の風になれ」
全3巻 講談社 (1400円?1500円?)
高校の陸上部員の3年間を書いた小説
です。自分ではもう体験できない世界(もう高校生には戻れませんからね)、自分で体験してこなかった世界(僕は高校球児だったので)、陸上部員たちの心の動き、体の成長、それが圧倒的リアリティーで、この小説の中にあります。
いいですよ。本当に。スポーツってこういうことだったよなあ、と懐かしくも思い出したりします。お薦めです。
まあ、1週間スポーツ観戦について全くとりとめもなく話をしてきましたけれど、
「なぜ僕らはスポーツを観るか」
ということに、たったひとつの答えなんてあるわけがない。
でも僕らは
スポーツを観ることで、勝った負けただけでない何かを、知らず知らずに嗅ぎ取っていることは、確かだと思う
のです。それはたぶん、人生というものがどういうものであるのかを、スポーツのワンシーンから少しだけ感じ取っていることだと思うのです。
そして僕らは、再びそういうことを感じたいと思い、だから再び競技場に足を運び、だから再びテレビの前に座り、だから再びスポーツを観ることになるのです。そして、そんな経験が、
僕らの人生を少しだけ豊かにしてくれる
こともまた確かなことだと僕は思うのです。
というわけで、全然まとめにも締めにもなりませんでしたね。
この週末の僕の一番の楽しみはやはりラグビーの日本選手権
です。
東芝対トヨタ。秩父宮ラグビー場。
ちょっと前まで(20年前?)ラグビーってサッカーより人気があったんですけどね。
とにかく勝ったほうが日本一です。東芝の侍バツベイが怪我でいないのが残念ですけれどね。「侍バツベイって誰だ?」と思った人、もう時間がありませんから自分で調べてくださいね。
ではまたいつかどこかで。
若林邦彦
『報道ステーション』チーフディレクター
「W杯日本代表、実力を出しきっていると思う?」
ドルトムントの奇跡を目撃……したかった
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