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今週のテーマ会議番号:2063
子どもはほめて育てたいですか?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
2位
【開催期間】
2007年01月08日より
2007年01月12日まで
円卓会議とは

古荘純一
プロフィール
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
円卓会議議長一覧
教師、監督、親類・祖父母・きょうだいの対応が、時に子どもを精神的に追い込んでしまいます。もともと大人……
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3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes トラウマとなってしまいました (UNAUNA・東京・パートナー有・39歳)
母が教育熱心で、試験結果が良くても上位者と比較して叱咤され、勉強以外に興味を持つことを否定され、大学卒業時まで勉強を強要されました。もちろん反抗して人並みの学生生活を過ごしたつもりですが、その分精神的攻撃を受けました。そのため未だに勉強を楽しむことができず、趣味探しに精神的障壁が高く、トラウマとなっています。今思えば産休が取りにくい時代に大学教員を出産退職した無念を私に託していたのだと思いますが、子どもで自分の欲求を満たすことはすべきでないと思います。

yes 大人と子どもは互いに必要としあう (リリーベル・埼玉・パートナー無・25歳)
私は、高校2年のとき1年間だけ古文を教え退職された古文の先生に手紙を書きました。すると丁寧な返事が送られてきました。「先生という人は、この事(生徒が先生の所へ尋ねる事)が最高に嬉しく幸せで励みになるのです。〈省略〉接した皆1人1人に私は育ててもらったと思います」。私は、先生を必要としていました。同じように先生も私の存在を喜んでくれて励みとしてくれていました。人間は、年齢に関係なく自分と向き合ってくれる存在を必要とするのだと思います。

yes 多くの大人との関わりが必要 (島風・沖縄・パートナー有・42歳)
次男はやんちゃですが、友人から人気がある様子。昨年、若く真面目な男性担任が「このままでは不良番長になる」と悪ふざけを徹底して注意。対策として同学童4人を連帯責任とした頃、4人の学童での「荒れ」がひどくなって……。そのとき、親より早く指導員が「お互いに連携していきましょうね」と担任に関わり、学年終了時には子どもたちから担任を学童行事に招待するほどになりました。今の担任からは、(その頃とは)逆にほめられています。いろいろな大人と関わり、さまざまな自分があることを知るきっかけになると思います。

yes 信頼されると嬉しい (福井ななこ・パートナー有・31歳)
私の通った高校は「生徒が守れない校則はなくす」と、靴下の色や髪型も自由にしてくれるような校風でした。学校行事、クラブ活動、勉強にいたるまで多くの事を生徒に任せてくれました。先生方から信頼されているという思いは、とても嬉しく自信につながったと思います。

yes ほめられたことはなくても (いのみぃ)
私は母にほめられた記憶があまりありません。でも叱られた記憶もありません。一見、無関心のように思えますが、ちゃんと母の愛情を感じていました。母はとても聞き上手な人で、いつも母に話を聞いてもらうだけで、自分が認められているような気持ちになっていました。ほめるということは認めるということに通じていると思います。私はほめられることではなく、聞いてもらうことで母に認めてもらっていたような気がします。

no 敢えてNoにしたわけ (たつぼう・東京パートナー有・)
まだ乳幼児なのでうんとほめていますが、今後学校に進むときのことを考え、敢えてNoにしました。というのも、親にほめられるためにがんばる、というサイクルを必要以上に子どものなかに形成したくないからです。これが行き過ぎると、大人になってから苦しむのは本人です。頑張っても認められないことも多い理不尽な現実の世の中に、いきなり放り出されることになります。成長に応じて、親も加減を変えたほうがよさそうな気がします。

no 生活習慣と社会性 (あきお・東京・パートナー有・33歳)
生活習慣などは基本的にはほめて育てるほうが良いだろうと思います。でも社会的なことや命に関わることは叱るべきだと思います。電車や図書館などで騒ぐ・走り回る、歩道いっぱいに広がって歩くなど、人の迷惑になることや危険なことは、ちゃんと伝えることが必要だと思います。個人的には電車のシートに靴であがるのは、どんな小さな子でもやめて欲しいです。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
「親子関係を補う地域社会を目指すべき」
教師、監督、親類・祖父母・きょうだいの対応が、時に子どもを精神的に追い込んでしまいます。もともと大人と子どもは権力差があります。大人がよかれと思ってかけた言葉、行為であっても、子ども達には、自尊心を傷つけられることもあります。島風さんのお子さんの先生はその典型でしょう。担任と生徒の差は歴然としているのですから。

運動会では子どもに向かって、我々は「がんばれ」と応援しますが、外国の方から見れば、「精一杯がんばっているのに、これ以上どうやってがんばるのか?」という意見が出てきます。当然の指摘でしょう。もちろん、その応援により励まされたと思う子どもがほとんどですが、時と場合によって子どもにはプレッシャーとなるのです。鬼コーチ、熱血教師(失礼)が子どもの才能を伸ばすこともある一方で、厳しすぎる指導に潰される子どももいます。島風さんの指導員のように、第三者的な見方とその適切な判断が必要と言えるでしょう。

少し飛躍した話になりますが、虐待防止に関連した研究では、虐待はリスク因子と補償因子(リスクを軽減する因子)のバランスの崩れで起きると考えられています。すなわち、同じようなリスクを持った人でも虐待を起こす人と起こさない人がいる。その違いは、補償因子がどの程度あるかということです。

補償因子となりうるのは、よいパートナー、よい友人、親類、地域の社会支援、安定した収入などさまざまですが、人の援助が最も重要です。いただいた文章をみても、よい先生など身近な大人の理解者の力は大きいと思います。親に責任転嫁し親子ともども追い込むのではなく、社会で援助することを考えるべきです。子どもに関わる立場、つまりすべての大人が補償因子となりうる社会を目指したいですね。

英国の教育心理士、バル・クミンは発達障害児に関わるスタッフの資質として、
・Calm(落ち着いている)
・Positive(前向きである)
・Consistent(首尾一貫している)
をあげています。これは、子どもに関わるすべての大人に必要なことと思います。

いよいよ明日は最終日です。子どもの能力を伸ばすには、「こう対応したらよかった」、「これは間違っていた」、「この人に教えられた」など具体的な御意見、Calm,Positive,Consistentな体験談などをどんどんいただきたいと思います。

古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
古荘純一


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