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今週のテーマ会議番号:1860
自分の家族の延命治療を求めますか?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
1位
【開催期間】
2006年04月03日より
2006年04月07日まで
円卓会議とは

高成田享
プロフィール
このテーマの議長
高成田享 朝日新聞石巻支局長
円卓会議議長一覧
延命治療について、身近な人での体験があるかないかで、語り口の自信が違うように思います。私の場合は、こ……
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3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 余命の値段 (nikku・千葉・パートナー無・23歳)
もし自分が不意に倒れたら、延命治療は微かな望みの中でもやってもらいたいと思います。しかし、家族への負担を考えると、いつまでも、というわけにはいきません。それは、時間的にも精神的にも金銭的にも、想像以上の苦労を背負わせたくないからです。そのため事前に延命治療費の上限を話し合って、苦労の限界を決めておきたいと思います。お金では命を買えませんが、延命は本来の寿命でないと考えると、この方法もよいと思います。

yes 状況上「断れない」と思います (うにどん・東京パートナー無・)
事故などで最初から絶対に助からないという状況であれば延命治療は求めないと思います。しかし多くの場合、延命治療するかの決断は治療開始時ではなく、治療の経過の中で回復不能な状態になって延命治療が始まった後の段階に入ってからだと思います。この時点でことさら延命治療を断ることは、我が手を下すようで非常に心が痛みます。また、延命治療をやめる決断を下した場合には周囲からの目もやはり気になってしまうと思います。

no 誰のための延命なのか (lovechild・三重・パートナー有・30歳)
本人の意識がない状態、もしくは苦痛を伴う場合の延命治療は、本人もさることながら、看病する家族にとっても辛いものです。病気にもよりますが、入院が長引けば、当然治療費や家族の看病の負担も大きくなってしまいます。愛する家族のため、できる限りを尽くしたいという気持ちは当然ありますが、果たして誰のための延命なのか……と疑問に思います。

no いつかはあきらめがつく (senjuan・岐阜・パートナー無・38歳)
どんな形であれ、生きている命を絶つのは問題だとは正直思います。できればいつまでも生きていて欲しいです。けれど、医療費は患者の家族にとって精神的にも肉体的にも負担になります。もっと医療費がかからないのであれば、奇跡を信じて見たい気もしますが、現実は莫大な入院費用がかかるのが現実。どこかで諦めることになりそうな気がします。

no 双方の気が休まるように (pagi・東京・42歳)
現実的な問題としては親の末期についてです。本人は延命を希望しないと言いますし、私も同じ意見です。それは「延命」が単に短い時間を引き延ばすだけ、しかも意識が無くコミュニケーションもできない、となった状態をイメージするからです。それならチューブがたくさんつけられた状態から患者を開放し、医療費も安い方が、双方の気が休まるように思います。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
葬式よりは安い? 延命治療
延命治療について、身近な人での体験があるかないかで、語り口の自信が違うように思います。私の場合は、こうだったと言われれば、なるほどと、うなずくしかありません。でも、体験の多さが自信の強さにつながるわけでもないと思います。

昨年、ある講演会で、諏訪中央病院の鎌田實院長のお話をうかがったことがあります。あたりまえですが、たくさんの延命治療に携わっているわけで、講演の中でも、それにかかわるたくさんのエピソードを話しておられました。そのなかで、私がもっとも感動したのは、お母様に延命治療をするかどうかの場面になったときの話でした。鎌田さんがお父様に、延命治療をやめようと、言ったところ、これまで一度も子どもに怒ったことのなかったお父様が、医者の勤めは最後まで尽くすことだろうと、しかったのだそうです。

意に反して父親の言葉にしたがった、と述べておられたと記憶しますが、経験の多いお医者さんでも、ひとつだけの答えを持っているわけではないのでしょう。まして、ふつうの人々が思い悩むのは自然なことだと思います。

お金のことは考えたくもないけれど、「意識回復の可能性はないが、この状態が数年続くかもしれない」などと言われれば、医療費のことも考慮しなければならないのは当然のことでしょう。みなさんの投稿を読んでも、「余命の値段」を熟慮していることがわかります。

医療費で終末の部分が高いと指摘しました。しかし、もっと高いのは、お葬式だといわれます。日本の医療費は約30兆円だそうですが、葬式の費用は、その半分ぐらいという説を聞いたことがあります。1年間の総医療費は、人口構成を無視すれば、赤ちゃんからおじいさんまでが一生に支払う医療費に近似しているはずです。そう考えると、葬式の費用が人生全体の医療費の半分というのは、葬式にお金をかけすぎという気もしますし、葬式にそれだけお金をかけているぐらいなら、延命治療ぐらい、いいではないか、という気もします。

ところで、今回のきっかけになった富山県の病院では、医師が家族の同意を得たのかどうかが問題になっています。「同意を得た」と医師は主張し、それを認める家族も居るようですが、真相はわかりません。家族が苦渋の決断をするときに、頼りにするのは医師の判断だと思います。そうなると、ひとつの疑問がわいてきます。医師は信頼できるのか、という問いです。延命治療における医師の信頼性について、考えてみましょう。

高成田享
朝日新聞石巻支局長
高成田享


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