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今週のテーマ会議番号:1846
大手銀行が過去最高の利益。違和感がある?
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4日目/5日間
働く人の円卓会議
4位
【開催期間】
2006年03月20日より
2006年03月24日まで
円卓会議とは

田嶋智太郎
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講演依頼
このテーマの議長
田嶋智太郎 経済アナリスト
円卓会議議長一覧
小彩さんがおっしゃるように、私たちが預金をするという行為は、銀行にお金を貸していることと同じです。そ……
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3日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 安易なローンは困る (月の猫・神奈川・39歳)
消費者金融に走る人がいたとしても、それを一概に銀行のせいにはできないと思います。「お金を預けている立場」からすれば、貸し出す先は厳選してほしいですから。貸したお金が返ってこないというのは、銀行にとって損、そして預金者にとっても損です。配当利率をあげるために、健全な企業や個人への貸し出しまでを妨げる気はないですが、消費者金融のような業務はやめてほしいです。

yes 利用者への恩恵は? (うたろう・大阪・パートナー有・33歳)
利益をあげているということは、最近まで心配の多かった「銀行倒産」の不安がなくなるということなのかもしれませんが、その分、利用者に還元してほしいと思います。手数料引き下げや窓口営業時間の延長など。

yes ポータビリティの導入を (まきまきん・24歳)
最近は住宅ローンと保険を組み合わせたり、商品も多様になり、手数料の収入高もあると思っていました。しかし、先日の新聞でも「過払い金返還にて経常減」とあったように、暴利が行われているのではないかと不審に思います。また、私は入金口座と出金口座を分けていますが、その口座間でお金を動かしたいときも手数料とられることに疑問を感じます。携帯電話みたいにポータビリティはできないもんですかね?

yes 銀行は私たちが融資している (小彩・福島・パートナー有・46歳)
銀行は私たちが融資しているようなもの。そのお金で経営が成り立っているのだから、もっと私たちに利益の還元があってもいいと思いますし、融資の窓口も狭すぎます。一般国民が潤うような融資の方法を考えるべきですし、各銀行の色がもっとあってもいいと思います。どの銀行も商品が似たり寄ったりで、選択の基準に困ります。

no 公的資金の完済を (youyouchan・千葉・パートナー無・29歳)
「大手銀行の過去最高の利益」というからには、早く公的資金を完済して欲しいと思います。そして日本経済が早く正常な状態へシフトできるよう、各行とも貢献して欲しいと思います。
4日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
一部で不動産バブル発生〜その背後には……
小彩さんがおっしゃるように、私たちが預金をするという行為は、銀行にお金を貸していることと同じです。そこに発生する貸出金利に相当するものが、私たちの受取る預金金利。一般に、この(貸出)金利は相手の信用度が低いほど高くなるはずなのですが……。不況で銀行が倒れそうになっていたときも、預金金利はゼロ同然でした。
ある意味で、私たちは低い預金金利でガマンすることでも銀行を救済してきたし、額に汗して働き、そして得た所得に課せられる税金でも銀行を救済してきました。こう考えると、ずっと銀行を救済するために生きているみたい……。

とはいえ、金融システムが崩壊したら経済の実態は破綻し、それこそ私たちの生活はボロボロになってしまうのですから致し方なしとしましょう。よく考えれば、自らを成り立たせるために銀行を救っていたわけですから。

ただ、月の猫さんがおっしゃるように、銀行にお金を貸している預金者の立場からすると「貸し出す先は厳選してほしい」。その意味で、今日は不動産ファンドへの過剰融資を問題視したいと思います。
不動産ファンドは、投資家から資金を募り、その資金をオフィスビルやマンション、商業施設などに投資して、そこから上がる家賃収入を投資家への主な利益還元の原資としています。当然、投資するお金は100よりも200の方が沢山の物件を手に入れられます。そこで、場合によって不動産ファンドは投資家から集めた100の資金に、銀行からの借入で賄った100の資金を足して200の投資をすることがままあります。

結果、投資できる資金が増えるので、その資金を携えた不動産ファンドによるビルやマンションの買いは集中。その物件価格もぐんぐん上がります。もちろん、物件価格が上がれば家賃も上がります。でも、いつまでも上がり続けるわけではありません。いずれ不動産価格はバブル化し、最期には必ずはじけます。

これは、まさに「いつか来た道」……。いま不動産ファンドの積極買いにより、めぼしいビルやマンションなどの価格はバブル化しています。その背後に潜んでいるのは、銀行の旺盛な融資姿勢なのです。
なぜ、銀行が不動産ファンドへの融資に積極的かというと、簡単に言えば「ラクだから」です。少なくとも、事業内容の審査など面倒が多い一般事業会社向けよりもラクです。また、不動産ファンドは一応、不動産のプロと言われる人々が厳選した物件に投資することとなっている(その実は不明)ので、銀行が自ら査定する必要もありません。

こうした融資が増えるほど、貸出から生じる利ザヤ収入が増え、ますます銀行は儲かります。その一方で、高い家賃を払う目に遭ったり、念願のマイホームを高値で買わされたりする人が、いま現実に数多くいます。なんか、違和感がありませんか?

明日は、より具体的に、これから銀行はどうすべきかを私なりに述べてみたいと思っています。皆さんからの沢山の投稿も、これまで以上にお待ちしております。

田嶋智太郎
経済アナリスト
田嶋智太郎


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