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今週のテーマ

会議番号:1788

韓国人、中国人の友達がいますか？

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【開催期間】
2006年01月09日より
2006年01月13日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

磐村文乃　日本語教師

Yesの方もNoの方も、「国家」と「人」は別個にとらえ、「まず、個人レベルの交流が大切」というご意見が多�……

議長コメントを全文読む

2日目までに届いている投稿から...

「人」と「国」とは別なのかも？ (キョマリン・千葉・パートナー無・36歳)

直属の上司（男性）が中国人で、普段親しく色々な話をざっくばらんにしています。この上司自身は、対日政策も含めた中国政府のあり方にどちらかというと批判的な見解をもっており、母国の将来を憂いている一人です。彼と同じ考えをもつ中国人の多くは（彼も含めて）中国国外に出てしまっているらしいですね。中国の国家の意向が必ずしも中国人一人ひとりの意見を代弁しているわけではない。そう考えると、人と国とは別物なのかな？　と思ってしまいます。

文化には憧れるけれど、国は怖い (ハルミン・東京・パートナー無・29歳)

彼の地の人がつくる「文化」が好きです。母が中国映画ファンで、昔からよく観ています。今は『チャングムの誓い』が地上派で一番面白いドラマだと思っています（笑）。ただ、国となると、日本はひどく嫌われていると聞くことが多く、抵抗があります。香港人の同い年の友達がいますが、溝を感じるどころか、彼女に日本の流行を教わるほど。香港人と中国人でそこまで違うらしいというのも不思議です。

国も人も (蓬莱山・北海道・パートナー無・35歳)

自分の専門分野や仕事の都合から、中国人の友人がたくさんいます。相互の違いに戸惑う部分はあるけれど、そういう違いを知るのもいい勉強になります。国は人々によって成り立っています。中国が持つエネルギッシュさは、中国人の前向きパワーの賜物です。また、中国という国の複雑さ、したたかさも、長年にわたって多様な中国人を統治する中ではぐくまれたものです。ですから、私は中国の国も人もどちらも興味深く、親しみを持ちます。

ここではお互い外国人 (ヨシエリアン・アメリカ合衆国・パートナー有・37歳)

アメリカのカリフォルニア州に住んでいます。周りにはたくさんの韓国人、中国人がいます。カレッジのクラスメイトや近所の人などなど。韓国人とは英語の文法でおかすミステイクが同じなので、お互い下手な英語でも話がしやすいです。メンタリティも女性同士似ているような気がしますし。ここにいるとお互いに外国人なので、韓国や中国そのものよりも、気の合う個人的な友達として彼女たちに親しみを持っています。

	韓国人は穏やかな人が多い (Ａｃｏ・フランスパートナー有・)
私にはいずれもフランスで知り合った韓国人の友達が3人います。3人とも穏やかで、とっても優しい人達です。国と国が良好になるのがもっとも好ましいですが、まずは一人ひとりが国や国籍を超えてわかりあえることが大事じゃないかなと思います。

地域性のためなのか (lovesnow・山口)

周囲に外国の方が少ないためなのか、仕事が忙しくて地域のイベントに参加できないためなのか、外国の友達がいません。また、どことなく心の底に差別に似た感情があったように思います。しかしながら、テレビでもアジアの映画やテレビ番組等が放送されるにつれ、文化の共通点や心情の共通点が身近に感じられアジアの方々ともっとフランクにお付き合いしたいなぁと思う今日このごろです。

	新しい一歩 (youyouchan・千葉・パートナー無・29歳)
ぜひ友人を作りたいと思います。マスメディアを通しての国民感情だけでは分からない事も多々あると感じます。韓国・中国の一般の人が抱く日本国・日本人像を知りたいです。お互いを知ることから、新しい一歩が始まるのではないでしょうか。

3日目の円卓会議の議論は...

メディアの情報と実像にズレは？

Yesの方もNoの方も、「国家」と「人」は別個にとらえ、「まず、個人レベルの交流が大切」というご意見が多いようです。

異国の地アメリカで韓国人の友人と外国人同士・女性同士心通わせていらっしゃるヨシエリアンさん。フランスのAcoさんの「国と国が良好な関係になるのが好ましいが、一人ひとりが国や国籍を超えて分かり合えることが大事」に賛同します。欧米にお住まいの場合、同じ東洋人として韓国人や中国人に親近感をより感じるのではないでしょうか。

お仕事などで、中国人と親交の深い蓬莱山さんは、人にも国にも親近感を感じていらっしゃる。私もパワフルな中国人、中国の奥深さに魅せられていますが、蓬莱山さんの相手・相手国に尊敬を払う態度をぜひ見習いたいと思います。

さて、ハルミンさんのように、中国や韓国の文化に憧れながらも、メディアなどで中韓の日本に対する否定的な感情に触れ、不安を煽られたことはありませんか？　逆にLovesnowさんのように、昨今、中韓の映画やドラマが放送されるにつれ、差別意識のような否定的な感情は薄れ、文化的な親しみや共感など好意的な感情を持つようになった方もいらっしゃることでしょう。
メディアの影響って大きいですよね。特に自分が不慣れな情報、異国に関しては、メディアの情報に頼りがちで、ステレオタイプ的に捕らえやすいのでは……。

メディアからの間接的な情報と直接交流による現実の違いを感じことはありませんか？　また、キョマリンさんが中国人上司を通して、「中国の国家の意向が必ずしも中国人一人ひとりの意見を代弁しているわけではない」とお感じになったように。ＹＥＳのみなさま、ぜひいろいろな体験談やエピソードなどお聞かせください。また、ＮＯのみなさま、中国や韓国の情報は何からどのように得ていますか？
Youyouchanさんの「マスメディアを通しての国民感情だけでなく、韓国・中国の一般の人が抱く日本国・日本人像」についても、明日以降考えてみたいと思います。

磐村文乃
日本語教師


	「韓国ドラマを見たことがありますか？」文化交流は、相手に親しみを持つ大切なきっかけ。
	「北朝鮮との国交正常化交渉開始に賛成？」民主主義を守り続けていくためにわたしたちができること。
	「中国へのODA供与は卒業、妥当だと思う？」日中の相互理解がアジア安定のかぎ。
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