イー・ウーマン（ewoman）

>>> 旧リーダーズ／メンバーからの移行登録について

	働く人の円卓会議

	人から学ぶ、人と学ぶ表参道カレッジ

	国際女性ビジネス会議

佐々木かをりの
win-win対談

今週のテーマ

会議番号:1746

できちゃった結婚は定着した結婚のスタイル？

投票結果

584票

579票

この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。

【開催期間】
2005年10月31日より
2005年11月04日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

古荘純一　青山学院大学教授、小児精神科医

皆さんも、若すぎる2人のできちゃった結婚に対しては、negativeな御意見をお持ちのようですね。早婚タイプ�……

議長コメントを全文読む

2日目までに届いている投稿から...

	友達の結婚の理由 (pink coral・東京・パートナー無・21歳)
かなり定着してきているのでないでしょうか。というのは自分がちょうど今その言葉に敏感な世代であるからです。実際まわりで結婚する親友の話を聞くと、理由は「子どもができたから」。今週末も友達の結婚式があるのでこのサーベイはとても身近なものに感じました。

学校できちんと性教育を (yuki_snow・神奈川・パートナー有・34歳)

残念ながら定着してしまったというべきだと思います。できちゃった結婚というのは、結局、正確な避妊の知識がないか、知っていても選択しなかった結果であるからではないでしょうか。できちゃった結婚ができる人は幸せかもしれません。でもできちゃった結婚をなんらかの理由で選択しなかった、できなかった人はとても辛い痛い思いをしているということを認識して、もっと性教育を学校教育の中でしていくべきなのだと思います。

子どもができるのは素晴らしい (Faraha・茨城・パートナー無・29歳)

親友も妹も、できちゃった結婚でした。どちらも数年付き合ってから計画外の妊娠をしてしまったようです。妹から打ち明けられたときの私の感想は、「よくやった！」。子どもに恵まれない人の話もよく聞いていたので、結婚が後でも、もし彼とだめになったとしても、子どもができるだけで素晴らしいと思いました。ただ、親世代は抵抗があったようです。また、経済的には2人とも苦労しています。

子どもたちの選択 (どろまり・神奈川・パートナー無・52歳)

2人が経済的に自立しているかどうかにもよると思います。実は長女が8月にできちゃった結婚をしました。結婚するつもりではいたようですが彼の仕事の時期でもう2、3年あとの予定だったみたいです。でも2人とも29歳でそれなりに貯金もあり、今ではいいきっかけとまわりも喜んでいます。そして3年前、まだ22歳の長男がやはり彼女が妊娠したことがありました。そのとき彼はまだ経済的に不安定でしたが私に「自分も頑張るけど、頼むから家族中で彼女を受け入れてくれ」と頭を下げました。生活が安定するまでウチで彼女と一緒に暮らさせてくれと言うのです。娘たちも弟のために一緒なって私に頭を下げるのです。私も自分の息子のしたこと、彼女にノーと言えません。でも結局、息子と彼女はいろいろ話し合い、自分たちはまだまだ未熟だと言って今回はあきらめると手術を受けました。彼女は「ママたちが受け入れてくれた気持ちだけはうれしい」と言ってくれましたが、その後2人は別れ、別々の道に進んでいます。自分たちの判断だけで出産して生活していける基盤のないうちは、産むにしても、中絶にしても周りも巻き込んで辛い思いをすることも多いのではないでしょうか。

本人次第なのでは (kyoko-o-55・兵庫・パートナー有・28歳)

少なくとも私の周りでは定着していないと思います。早婚タイプの夫婦が3組、友人のなかにいましたが、皆離婚しました。地方ということもあるのか、できちゃった結婚にとても否定的な風潮がまだまだあって、親と絶縁状態になってしまったり、仕事場でうまくいかなくなり辞め経済的に苦境に陥った、など聞きました。また、出産を経て女性はしっかりしてきても、男性のほうがまだまだ幼稚で、遊び歩いたり借金をしたりとさんざんな生活ぶりで、それに危機を感じて離婚に踏み切った友人もいます。こういった問題も、周囲の支えや、どこか相談や指導してくれる機関があれば少しはましだったのかも…と思わなくもないです。ですが、本人次第なんでしょうね。どんな場合でも。

自立できていない場合 (Hotelier・28歳)

定着している、というと、少し疑問を感じます。私の周りにできちゃった婚が少ないこともあるかもしれません。実際仕事で自立した人ができちゃった結婚をしたケースはあり、みんなで喜びました。ただ、ニュースなどで見られる、まだ自立の方法も考えていない若年のできちゃった結婚は、たとえ本人たちがよくても、生まれてきた子どもはどうなるのかしら、と心配になってしまいます。そういう意味でもできちゃった結婚が定着した結婚のスタイルと、安易には言いたくないという気持ちもあります。

避妊をちゃんと女性も考えて (lovesurf・USA・パートナー有・26歳)

アメリカでは宗教的にだめではない限り、たくさんの若い女性が避妊薬(=birth controll pill)を使っています。私もその1人です。予定をしていなかった妊娠が発覚するのは、最近の日本では多いようですね。家族を増やしていく意味で、ちゃんとしたプランを持っている両親の間に生まれてくる子どもへは、もっと良い環境を作れるのでは？　男性に任せきりの避妊方法には納得がいきません。

3日目の円卓会議の議論は...

相談に乗るシステム作りを

皆さんも、若すぎる2人のできちゃった結婚に対しては、negativeな御意見をお持ちのようですね。早婚タイプで心配される夫婦の問題を羅列すると、「相談相手がいない、経済的に困窮している、夫婦が互いを支え合えない、社会的に未熟である、アルコールや煙草がやめられない、衝動性が強くそれを抑制できない」などです。これは同時に虐待の危険因子ということにもなります。まして、望まない結婚・妊娠・出産であったり、自身が育った家庭環境に問題があると、さらにそのリスクが高くなります。少なくとも、我々が臨床現場で育児困難の相談を受ける事例は、振り返るとこのような特徴を持っています。一方、若いカップルでも子育てを順調に行っているケースを比較すると、先に親の同意を得たうえで結婚し、定職にもついて周囲に認めてもらった上で、子どもを作ることが多いように思います。
望まない妊娠である場合も、生まれてくる子どもには何の罪も責任もありません。妊娠末期になり「お腹の中の子どもがかわいいと思えない」「本当は生みたくない」などという本音を聞いて愕然とすることもありますが、そのときから子育て支援の始まりです。周囲で具体的な相談に乗るシステム作りを考える必要があります。避妊や実際の育児体験を教育の現場で行うことが、若年の安易な「できちゃった結婚」を少なくする方法かもしれません。しかし、親という立場で子どもに接する場合と、一時の体験で接する場合はまったく異なります。子どもを育てるのは、どんな勉強よりも難しく、自分のペースでできるものではないということを教えるべきでしょう。一方、すでに子どもができた場合は、励ましたり、指導するという対応でなく、話を聞きながら「誰でも苦労するもの」などという言葉をかけることが、妊婦の不安を少なくすると言えるでしょう。
さて本日は、予定外の妊娠が判明したとき、パートナーや周囲の男性に要望したいことについての御意見をお待ちしています。すでに手厳しい意見もいただいていますが、さらにいろいろ御意見をいただきたいと思います。

古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医


	このジャンルの過去円卓会議をチェック
	このジャンルのトップページへ

	メロンリペア 15万箱　突破！抗酸化サプリメント

アクション
プランナー
時間が見える大人気の手帳

	イー・ウーマンに依頼する

	働く女性の調査

	マーケティングブランディングコンサルティング

	講演・研修のご依頼

	メディア掲載一覧

	取材のご依頼

	asahi.com 私のミカタ

	佐々木かをりのブログ

	佐々木かをりの Twitter

｜個人情報について｜利用規約｜各種お問い合わせ・お申し込み｜会社概要｜