「“勝てる”ココロとカラダを作る!」
(池澤智/川端理香/杉山ちなみ/小笠原愛美※)※ファシリテーター
新しいことに挑戦するには、「カラダ」が大切。大人気の分科会は、開始前から参加者の「学び取るぞ」という熱気にあふれています。カラダに関すること、ココロに関すること。両者を兼ねそろえたプロフェッショナルとして、トータル・ワークアウトシニアディレクター&パーソナル・トレーナーの池澤智さん、管理栄養士であり、日本オリンピック委員会強化スタッフでもある川端理香さん、アスレティック・トレーナーの杉山ちなみさん、ファシリテーターとしてイー・ウーマンの小笠原愛美が講師を務めました。
まず小笠原から、“勝てる”とは何か、分科会の趣旨が説明されます。1人のビジネスウーマンとして、いかに日常に今日の学びが生かせるか、という視点で話を聞き、会場の参加者の立場になって、素朴な質問を投げかけていきたい、と意気込みも語られました。続いて、各講師の専門の立場から、ここぞという時に自分の力を発揮できるココロとカラダをどう作るか、それぞれの専門分野からの話が続きます。
池澤智さんは、日々、多くの有名人の「魅せる」カラダ作りと向き合われている経験から、“勝てる”を「もっとよくなる」と、定義。何の目的のために、どう変わりたいか、という目的を明確に持つことで、カラダは変われる。「何かをすれば変わる」と力強く、爽やかにメッセージ。会場が勇気づけられて行きます。そして、「感情」も臓器の一部である、それは自分の力を広げてくれる要素でもあるとのコメントに、皆、納得。
川端理香さんは、多くのプロスポーツ選手の管理栄養士をする立場から、世界と戦える(勝てる)ココロとカラダについて、具体的な指導の事例をもとに、いかにその両方が備わっていることが私たちにとって大事であるかが分かち合われました。「選手との信頼関係を築くためには、栄養以外の指導も大切。言葉を選び、ポジティブな声掛けを実践している」などの現場での様々な工夫が語られ、多くの方がメモを取りました。
人のカラダが動くことによって、ココロが動く。など、人間の不思議を追究しているという杉山ちなみさん。オリンピック選手への指導から、高齢者に対するリハビリ指導まで、幅広い経験を通して、“勝てる”を「自分と戦って勝つ」と定義されました。そして、優れたアスリートの姿勢として「スポンジの心」と「真似っ子」という大きく2つのポイントを紹介し、皆がその面白さにひきこまれていきました。
会場からは、「芸能人の方、特に輝きが増していく方と一般人のメンタル、カラダ作りの違いについて」「アスリートの世界、ビジネスの世界に共通する“勝てる”人間とは?」「子育てをしている人間に対して、特に、受験生の子どものココロとカラダをつくるヒントは?」「周りにココロが折れた人がいたとき、その人を引き上げる、ココロをケアする食生活やトレーニングなどのアドバイスは」など、多くの質問が。さらに講師から実体験に基づいた知識の共有と、アドバイスがありました。時間が経つにつれ、参加者の目がさらに輝いてくることがよくわかる、元気な分科会となりました。
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