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第58回(2) 2007/02/27
日銀の金利引き上げ
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日銀が動かす金利は無担保コールレート
日銀が金利水準を上下させて経済の安定をはかることを「金融政策」といいます。金利水準を上下させるために目標とするのは、「無担保コールレート翌日物(オーバーナイト)」と呼ばれる短期金利です。
全国の金融機関は、互いに資金の貸し借りをしています。翌日に資金が足りなくなりそうなら、資金が余っている金融機関から資金を借ります。貸し借りする市場を「コール市場」といいます。「おーい、金を貸してくれ」と声をかけると(コールすると)金を貸してくれる、という意味で、この名前があります。
全国の金融機関の貸し借りの仲介をするのは短資会社と呼ばれるブローカーです。「資金を借りたい」という金融機関と、「貸してもいい」という金融機関を引き合わせて手数料をとります。多くの場合、資金の貸し借りは極めて短期で、一晩だけというものが多く、借りる際に担保もとらないことから、その金利は「無担保コールレート(オーバーナイト)」と呼ばれます。 日銀は、このレートが、一定の比率になるように調整していて、これまで0.25 %だったものを0.5%に引き上げたのです。
では、どうやるのか。ここでも「需要と供給」の論理が働きます。資金を潤沢に持っている金融機関が多ければ、「資金を借りたい」という需要は減り、金利は下がります。資金が枯渇している金融機関が多ければ、金利は上昇します。
各金融機関に資金が足りない場合、日銀は、金融機関が持っている国債を大量に買い上げます。金融機関は、預金者から預かった資金の運用先のひとつとして、政府が発行する国債を買い込んでいます。日銀が、この国債を買い上げるのです。日銀が国債を買えば、日銀から金融機関に資金が移動しますね。これで金融機関の資金不足は解消し、コール市場での金利は下がります。これが日銀の「買いオペ」です(オペはオペレーションのこと)。
逆に、金融機関が資金を潤沢に持っている場合、日銀は、持っている国債を売りに出します。国債を売って資金を吸い上げれば、コール市場での資金は減り、金利は上昇します。これが「売りオペ」です。
買いオペや売りオペのことを「公開市場操作」と呼ぶことは、学校の社会科で習ったはずですよね……。あれは、こういう意味だったのです。
こうして短期金利が一定の水準を保っていれば、長期金利(1年を超えるもの)も、その影響で一定の水準に収まります。これが、日銀が日本全体の金利水準を決める仕組みです。
日銀は、連日のように、コール市場で決まる金利(短期金利)の動向に目を光らせ、目標とする金利水準になるようにしています。事実、2月 20日には、「日銀が金利を引き上げるのではないか」という観測が流れ、その思惑から、コール市場の金利は0.358%にまで上昇しました。この時点での日銀の目標金利はまだ0.25%でしたから、日銀は2兆3000億円もの買いオペを実施し、市場に潤沢な資金を流して金利の上昇を止めています。
では、いまや意味を持たなくなった……
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