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第33回(3) 2006/06/27
弾道ミサイル「テポドン」とは
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なぜ二段式?
テポドンは二段式といわれます。ミサイルが二段になっていて、途中で下部を切り離して飛んでいくタイプです。どうして、こんな方法をとるのでしょうか。それは、少しでも本体を軽くして飛距離を伸ばしたいからです。
巨大なミサイルやロケット本体の8割以上のスペースは、実は燃料が占めています。
ミサイル(ロケット)は燃料を燃やしながら上昇します。そのうちに、燃料タンクはカラになります。カラになった燃料タンクを取りつけたまま上昇するのでは効率が悪いですね。そこで、ミサイル(ロケット)を二段式にして、一段目は燃料タンクだけにします。一段目の燃料を使い切ったところで、一段目は切り離します。
身軽になったミサイル(ロケット)は、今度は二段目の燃料を燃やしながら飛ぶのです。飛距離をもっと伸ばそうとすれば、三段式ミサイル(ロケット)になります。
液体燃料とは?
テポドンに関して、北朝鮮が「液体燃料を注入」というニュースもあります。ミサイル(ロケット)の燃料には、固体燃料と液体燃料があるのです。
固体燃料は、要するに火薬のようなものをイメージしていただければ結構です。燃料と酸化剤を混合して固体化したものです。これですと化学変化も起きにくく、長期間保存できます。発射の準備も簡単で、すぐに発射できます。
しかし、燃料タンクに直接点火することになりますから、燃料タンクが高熱になります。燃料タンクを頑丈なものにすると重量が増えてしまいます。飛距離が出ないという欠点があるのです。また、一度点火すると、途中で制御できません。
これに対して液体燃料は、たとえば「液体水素」と「液体酸素」を別々のタンクに入れ、両方を混合させて燃焼させます。燃料タンクは頑丈なものにする必要がないので、ミサイル(ロケット)を軽量化でき、飛距離が伸びます。燃料の量をバルブで操作できますから、いったん点火した後も、自在にコントロールできます。発射台に据えつけたままの燃焼実験も可能です。
日本のH2型ロケットも、液体燃料です。ちなみに、テポドン2の長さは35メートル。H2型ロケットは長さ50メートル。日本のロケットの方がはるかに巨大なのです。
液体燃料ですと、注入に時間がかかります。日本のように人工衛星を打ち上げるロケットとしては何の問題もないのですが、もし戦争用のミサイルと言うことになりますと、発射を決めてから実際に発射するまでに時間がかかりますから、あまり実戦向きとは言えません。
また、いったん液体燃料を注入しますと、燃料タンクの中で化学変化を起こして劣化したり、タンクを腐食させたりします。長期間入れておくことができないのです。
こうしてみると、北朝鮮のテポドンは……
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