|
サイトマップ
|
お問い合わせ
|
ewoman検索:
>>> 旧リーダーズ/メンバーからの移行登録について
働く人の
円卓会議
人から学ぶ、
人と学ぶ
表参道カレッジ
国際女性
ビジネス会議
佐々木かをりの
win-win対談
ホーム
>
ニュース@
>池上彰の『解決!ニュースのギモン』
第26回(3) 2006/05/09
東シナ海ガス田問題とは?
ページ|
1
|
2
|
3
|
4
|
バックナンバーを見る
<2ページ目からの続き>
日中の中間線の中国側で採掘している
中国が天然ガスの採掘をしている場所は、日中双方が主張している排他的経済水域の中間点より、やや中国側です。つまり、中国は「このあたりは全部中国の排他的経済水域だ」と主張はしつつも、とりあえずは日本の言い分に配慮する形で、中間点より中国寄りの場所で採掘しているのです。
したがって、この場所では、とりあえず中国が採掘する権利を持ってはいるのですが、問題は、その場所。中国が採掘しているガス田の主要な埋蔵部分は、実は日本側の海底に広がっているものと見られています。つまり、中国が天然ガスを採掘すると、日本側の地下に埋蔵されている天然ガスまで吸い上げられてしまう恐れがあるのです。
これが、東シナ海のガス田問題です。
中国は、急激な経済発展が進んでいるため、石油や天然ガスを大量に必要としています。そこで、この場所に目をつけ、開発を進めてきました。特に春暁ガス田からは大陸にパイプラインを通し、ガスを中国本土に送っています。このまま放置すると、日本の埋蔵分が「盗掘」されてしまうかも知れない、というわけです。
日本は中国に遠慮してきた
このあたりに海底ガス田があることは以前からわかっていました。とりあえずはガス田ですが、石油も埋まっているかも知れません。そこで日本の企業が試掘しようと通産省(現在の経済産業省)に相談してきたのですが、日本政府は、この付近が日中双方の主張がぶつかりあっている場所であることから、中国を刺激しないようにと、試掘を認めようとしませんでした。
日本が躊躇している間に、中国はさっさと採掘を始めてしまったのです。
このことが最近になって日本でも大きく報道され、「中国の勝手にさせておいていいのか」という声が出るようになったため、日本政府は、東シナ海の試掘権設定の手続きを始め、帝国石油が、日中の中間線の日本側の3か所で試掘したいという申請を出しました。実際にいつ試掘が認められるか、見通しは立っていないのですが。
このガス田の採掘をめぐっては、東シナ海のどこまでが日本や中国の排他的経済水域なのかが係争となっていますが、そこで問題になるのが、尖閣諸島の領有権問題です。次に、この問題を考えてみましょう。
まずは、尖閣諸島の場所を……
記事の続きを読む
前のページに戻る
池上彰の
『解決!ニュースのギモン』
今週のギモン
バックナンバー
池上彰さんとの対談
〜ニュース@トップページ〜
・
池上彰の
『解決!ニュースのギモン』
・
現在進行中のサーベイ
・
イー・ウーマン編集デスク
・
ニュースヘッドライン
・
PHOTOリポート
「詳しくはこちら」
イー・ウーマンサイトトップページ
メロンリペア
15万箱 突破!
抗酸化サプリメント
アクション
プランナー
時間が見える大人気の手帳
イー・ウーマンに
依頼する
働く女性の調査
マーケティング
ブランディング
コンサルティング
講演・研修のご依頼
メディア掲載一覧
取材のご依頼
asahi.com
私のミカタ
佐々木かをりの
ブログ
佐々木かをりの
Twitter
©2000-2009 ewoman,Inc.
|
個人情報について
|
利用規約
|
各種お問い合わせ・お申し込み
|
会社概要
|